現代のロードバイクはフロント2段、リア11段、計22段ものギアを有します。
昔はリア7段や8段でしたが、技術の進歩で徐々にキア数が増えていきました。
これにより、細かなアップダウンが発生する長距離ライドは格段に楽になりました。
しかしながら、ある程度使い方を身につけないと宝の持ち腐れになりがちです。
そこで、私の経験で行き着いたロードバイクのシフトチェンジのコツを解説していきますね。
これはあくまで、一例ですので、参考までに読んでみてくださいね。
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目次
ロードバイクのシフトチェンジのコツ?
ロードバイクのギアの仕組み
ロードバイクのギアチェンジは、いつ何時でも対応できるようにブレーキに内蔵されています。
以下の2大パーツブランドが一番有名ですね。
- シマノ:メイドインジャパン
- カンパニョーロ:イタリアン
の2つが有名です。
それぞれギア内蔵ブレーキバーを作っていますが、少し仕組みが違います。
- シマノ:デュアルコントロールレバー
- カンパ:エルゴレバー
シマノは手に取りやすい価格帯とシステム面でも先進なので、初心者〜プロまで幅広くユーザーがいます。
カンパは価格が高く、イタリアらしい流線型のフォルムが美しくマニアが好むタイプです。
パソコンで言うところのマイクロソフトがシマノでマックがカンパと言ったところでしょうか。
両レバーともに、ブレーキブラケットを持っていてもアンダーバーを持っていてもブレーキング&シフトチェンジが可能です。
両レバー共に左側はフロントギア、右側はリアギアを変速します。
左側は小さいレバーで軽く、大きなレバーで重くなります。
右側はその逆になっています。
ここまでは、ロードバイクを持っていればわかる範囲かもしれませんが、念のため解説しました。
では、いよいよシフトチェンジのコツについて解説していきますね。
一定の負荷をリズムを意識してシフトチェンジを行う
シフトチェンジに求められるものは、いかに一定の負荷、ペダルリズムで走り続けられるかという事だと思います。
ママチャリの三段変速を思い出してみましょう。
ママチャリは平坦は真ん中のギアでゆっくり踏み込んで、スピードに乗って速く走り、登り坂になって一つギアを下げた途端やたら軽くなって空回りし、こぎづらくなったなんて経験ないでしょうか?
三段ギアは、せいぜい平坦、登り、下り程度の変速しかできません。
なので、ありとあらゆる坂の傾斜などに合わせてフィットさせる事はできません。
この場合、足をいっぱい回して対応したり、重いギアを必死に踏んで身体をはって対応するしかありません。
しかしこれが20段階、22段階に細かく変速できれば、いきなり軽くなったり重くなったりする【落差】を軽減できます。
先の登り坂が緩やかなら一段下げる、少し傾斜がきつければ2段軽く、と言う微調整ができるのです。
長距離を走る際、落差なく一定のペダルリズムでこぎ続ける事は非常に大切です。
私は、前2段、後ろ8段の時代にロードバイク人生をスタートしましたが、9段が出た時には落差が減って劇的に楽になったのを覚えています。
その後も、10段、11段と増えて、その都度感動したものです。
11段まで行くと、下りでの最高速度と、かなりきつい登りでの最低速でも対応し、落差なく乗れるようになりました。
ロードバイクにおけるシフトチェンジは落差を減らして一定のリズムでこぎ続けることが大切と言うのはご理解いただけたでしょうか。
では、実際どの様なリズム、負荷で走るのが良いのでしょうか。
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回転数【ケイデンス】を一定に保つ
ロードバイクトレーニングにおいて、1分間にどれだけペダルを回転させるかを数値化した【ケイデンス】をトレーニング指標にします。
私は平坦は100回転前後、登りは70回転〜80回転前後をキープする様設定しています。
ケイデンスをみて、ケイデンス数値が常に上記の数値に入っている様にペダリングしていると、自ずとシフトチェンジは頻繁(ひんぱん)に行われます。
それにより負荷にズレのない、ストレスのない巡行(じゅんこう)ができるようになります。
とにかく頻繁にギアチェンジをするのがおすすめです。
私は少しの道路のふくらみでも、場合によってはシフトチェンジし、ストレスを軽減する様心がけて走っています。
負荷を一定に保つ
負荷を一定に保つ方法として、私は心拍計を使っています。
心拍計はケイデンス計同様、1分間の心臓鼓動回数を数値化したものです。
心拍数と、ケイデンス数を指標にシフトチェンジを行う事こそが、シフトチェンジののコツであり、真髄(しんずい)と言えるでしょう。
ケイデンス数と心拍数を同時に見れるスピードメーターは安く購入可能なので、購入をお勧めします。
続いてはフロントギアとリアギアのコツを解説していきます。
ロードバイのフロントギアの使い方は?
平坦や下り坂では基本フロントアウター(重い方)で、リアで微調整します。
登りに入り、段々とリアギアを軽くしていきますが、この際、フロントアウターでリアを一番軽いところまで落として、最後にフロントをインナーに落とすとチェーンが外れてしまう事が多々あります。
さらに、この変速方法だと、落差が大きくなるのでお勧めできません。
なので、フロントアウター、リアが残り2~3段になった時点でフロントをインナーに変速し、その後残りのリアの2〜3段を変速するのがコツとなります。
ロードバイクのギアがうまく切り替わらないときは?
特にリアのギアを変速する際に多いのですが、ギアレバーを入れているのにシャリシャリという音がして、変速されない、もう一段分入れたらやっと変速した。なんて事があります。
これはギア変速用のワイヤーが伸びてしまっている事が原因であることが多いです。
この場合はワイヤーを引っ張ってあげる必要があります。
これに関しては、セルフでも出来ますが、無理せず自転車屋さんにて調整してもらうのをお勧めします。
ギア周りの設定は非常にシビアなので専門家に任せる方がトラブルを回避できます。
最後に
ロードバイクのシフトチェンジのコツについて解説しました。
さて、少し長くなりましたが、これであなたも変速上級者になれるかもしれませんね。
安全運転を意識して、シフトチェンジを工夫し、より快適なライドをお楽しみください。
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