ロードレースは時に1日に300キロ近くも走ります。
これに関してはあくまで世界のトップレースの話ですが、アマチュアでもロードバイクは練習すればそのくらいの距離を走る事も可能です。
ですが、1分間に80〜120回転もペダルを回すので、誤ったペダリングを続けても距離は伸ばせませんし、最悪の場合、ひざや腰などを痛めて全く乗れなくなることもあります。
私の知人でプロ選手を目指した人がいましたが、ひざ、腰の故障が続き断念しました。
その知人はそんなこともあったため、とにかくペダリングは研究を続け、やっと関節に負担のないペダリングを習得できたようです。
そんな知人に確認しながら、ロードバイクにおいてとても大切なペダリングについて基本的なスキルを解説していきます。
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目次
ロードバイクのペダリングのスキルは何が大事?
ロードバイクのペダルの特徴
ロードレースのペダルは専用のシューズであればペダルとシューズをくっつけることができます。
ママチャリなどはペダルを踏み込む事しか出来ませんが、ロードバイクは踏み足+引き足も使うことができます。
これにより、踏み足を引き足でフォローすることができ、なおかつ負荷を分散せることができます。
ペダリングとは少しそれるかもしれませんが、それ以外にも立ちこぎなどで足がホールドするので万が一ペダルを踏み外すなどのトラブルも回避できたりします。
初めはペダルがくっつく事でかなり怖いのですが、慣れるとくっついていない事が怖く感じてくるほどフィットしてきますよ。
さてつぎは、踏み足+引き足について掘り下げていきますね。
円を描くペダリングを意識する
ペダルを前に踏み込むだけのママチャリに対し、踏んで引いてを繰り返すロードバイクのペダリングは横から見て、円を描く様に回します。
時計に例えて説明しますが、ペダリングには力の入らない位置があるので、意識して練習する必要があります。
時計の12時、6時の位置を、それぞれ、上支点、下支点と言います。
ペダリングは上支点(上支点)からスタートし、まずは3時の位置まで踏み込みます。
ここからは踏み込みの力は全く伝わらなくなるのですが、逆の足が9時の位置にあり引き上げていくことで通り過ぎます。
そのまま6時の位置(逆足は12時)まできたら引き足で引き足上げていき、12時まで上がったら再び踏み込みます。
これを延々と繰り返していくわけです。
簡単に思えますが、3時を過ぎても踏み込んでいたり、6時の位置より前で引き始めたり、12時を過ぎてまだ引いていたりと、細かなロスが多くなりがちです。
これらのロスは、ひざや腰等の故障にも繋がるため、注意が必要です。
ロードバイクのペダリング練習で気を付けているポイントは?
異なる筋肉を駆使して負荷を分散させる
ペダリングは諸説あり、一つの正解はありません。
ここでは私の持論を書かせて頂きます。
私の場合、踏み足は前モモを駆使してまっすぐ踏み下ろし、引き足は内モモを意識しています。
引き足時に外側にひざが上がっていくと、腰周りの筋肉が動員されがちで腰痛の元になりますので、できる限り内側に向かって上げてくるのが私流です。
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母指球で踏む
なんのスポーツでも大事になるのが母指球です。
ペダリングも母指球をイメージしています。
ですが、母指球だけを意識すると踏み込み時にひざが内に入り過ぎてひざの内側を痛めがちです。
母指球から小指の付け根までの一直線で踏むイメージで踏むように心がけています。
ケイデンスと負荷を意識して、段々に距離を伸ばす。
私流のペダリングでも、他の方のペダリングでも、自分に合うものをひたすら試して自分にぴったりのペダリングにたどり着く事ができたら、その後は、ペダルの回転数【ケイデンス】や心拍数、パワーメーターなどで最善の負荷を意識してトレーニングする事で、少しずつ長距離ライドができるようになります。
ほかに、機材のサイズの違いや、ペダルの種類など、機材面でも大きく影響を受けるので、購入先のショップの人などに聞いてみるのもいいと思います。
最後に
ロードバイクのペダリングスキルを身につけるための練習で注意する点を紹介しました。
いいペダリングを身につけて、快適なライドを手に入れてくださいね。
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