東京マラソンは国内の代表的なマラソン大会になりました。
世界陸上やオリンピックの選考レースにもなっています。
そんなプロレベルのランナーと市民ランナーが一緒に走る大規模な大会です。
今や全国各地で市民マラソンの大会が開かれますが、東京マラソンの成功が影響していることは間違いないでしょう。
今や大人気の東京マラソンなんですが、どんな経緯で始まったのでしょう?
なぜ、制限時間が7時間になったのでしょう?
そんな東京マラソンの由来や起源について紹介していきます。
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東京マラソンの由来や起源は?
東京マラソンは2007年から始まったマラソン大会です。
わりあい最近に始まった大会とも言えます。
世界的に有名なロンドンマラソンやニューヨークシティマラソン、ボストンマラソンに匹敵する大会を開こうという思いから企画され、2007年に開催に至りました。
もともと、東京でもマラソン大会はありました。
エリート男子ランナーが走る東京国際マラソン、そして女子のエリートランナーが走る東京国際女子マラソン、そして市民ランナーや障がい者が走る東京シティロードレースがありました。
それらが世界規模の市民参加型大規模マラソンを開くために、それらの大会がまとめられたんですね。
東京国際マラソンも東京国際女子マラソンも、かつてテレビ中継されていたので、聞いたことある人も多いのではないでしょうか。
そうなんです。
実は東京マラソンに統合されていたんですね。
余談ですが、東京国際女子の方は2008年まで開催され、東京マラソンに統合された後は、エリート女子ランナーは主に横浜国際女子マラソンに出るようになりました。
確かに、女子と男子が一緒に走ると、1位争いがよくわからなくなりますもんね。
市民ランナーだったら男女混合でも全然構わないと思うのですが、エリートランナーが混合で走ったらファンも混乱するでしょうね。
東京マラソンは女子にとっては、オープン大会という位置づけになっています。
ちなみに、横浜国際女子マラソンも2014年には廃止され、今は女子の選考レースはさいたま国際マラソンになってます。
なぜ東京マラソンの制限時間が7時間になったの?理由は?
東京マラソンの制限時間は7時間になっています。
東京マラソン以外の市民マラソンでも、7時間制限となっていることも多いです。
これは東京マラソンが制限時間を7時間にして、成功したことも大きな要因になっていると思われます。
この7時間制限のおかげで、フルマラソンに出てみようかなと思う方も増えたではないでしょうか。
制限時間が7時間あったら、何とか完走できそうですもんね。
制限時間が7時間になったのは、当時の東京都知事がニューヨークシティマラソンの視察に行った時、現地のランナーから「制限時間を7時間にして欲しい」と言う要望があったからとも言われています。
東京マラソン開催に向けた話し合いのなかで、警備の都合からもっと短い時間も提案されたようです。
大都市東京を7時間にわたり、警備したり交通規制するのは確かに大変ですよね。
そんな警備の都合もわかるのですが、当時の都知事と大会組織委員会の強い要望もあり、7時間になりました。
東京マラソンの7時間になったのは、私個人的には素晴らしい英断だったと思います。
この7時間制限のおかげで、市民ランナーが増えたと言っても過言ではないと思ってます。
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東京マラソンの歴史は?~どんどんスケールアップ~
東京マラソンはそんな経緯で2007年に開催され、年々規模がスケールアップしています。
2007年の東京マラソンの参加倍率は3倍強(応募者3人に1人しか出れなかった)だったのが、2017年には12倍強となっています。
市民ランナーにとって、大人気の一度は出たい大会になってきています。
2009年には国内初の賞金レースとなりました。
1位には800万円と200万円相当の副賞、2位から10位にも200万円~40万円の賞金が渡されています。
また、記録を出したボーナスとして、世界記録が3000万円、日本記録が500万円、大会記録が300万円出されるようになりました。
2013年大会からワールドマラソンメジャーズに参加とどんどんスケールアップしています。
ちなみに、ワールドマラソンメジャーズは世界の主要マラソン大会と世界陸上やオリンピックでポイント制で行われるマラソンシリーズです。
2006年の開催当初はワールドマラソンメジャーズの大会は、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークシティの5大会だけでした。
それに、2013年に東京マラソンも加わり、東京マラソンを含めて、6大メジャーマラソンなんて呼ばれています。
今や、東京マラソンは6大世界大会に選ばれている大会になっているんですね。
最後に~東京マラソンの歴史を見ていくと~
東京マラソンの起源や歴史を見てきました。
大規模の市民マラソン大会を開催しようという思いから開催され、今や世界規模の大会となっています。
世界規模の大会となった東京マラソンは、人気がでて当然ですよね。
東京マラソンの歴史を見ていくと、人気が出ていった理由もわかります。
今年も東京マラソンでランナーの皆さん頑張ってくださいね。
そして、警備やボランティアの方、大会に関わる関係者の方、ありがとうございます。
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