犬を飼ってみたけど、思いのほか人見知りで臆病ってことがあります。
そんな飼い犬はなかなか距離が縮まりにくくて困ってしまいます。
すっごくかわいがってあげたいのに、犬が臆病(おくびょう)すぎるので仲良くなれない・・・。
そこで臆病で人見知りな犬と仲良くある方法を紹介していきますね。
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目次
臆病な犬と仲良くなる方法は?
犬にも様々な個性がある
十人十色という言葉がありますが、それは犬にもあてはまります。
犬によって活発な犬もいれば、おとなしい犬もいます。
臆病(おくびょう)な犬やおとなしい犬、シャイな犬は活発な犬と違って、仲良くなれるまで時間がかかるかもしれないのを覚悟しましょう。
もともと犬はなついてくれやすい傾向にありますが、臆病な犬にコミュニケーションの仕方をまちがえると、なついてくれなくなってしまう可能性があります。
なかなかなついてくれなくて歯がゆい気持ちになるかもしれませんが、こちらから寄り添いつつも犬のペースも尊重してあげましょう。
以上をふまえて、具体的な臆病な犬と仲良くなる方法から紹介していきます。
いきなりの接触は控える
仲良くなりたいからといって、急に抱っこをしたり強めになでてあげたりするのはやめましょう。
逆に怖がらせてしまいます。
スキンシップは犬の反応を見て、徐々にレベルを上げていきましょう。
犬が何に対して不安なのか気付いてあげる
犬が何に対して不安なのか気付いてあげることも大事です。
例えば、家の中で犬を飼っている場合、家具を新調したりなどすると見慣れなさや、においの違いに気付いておびえて警かいしたり、ほえたりします。
そうした場合でも犬の方ばかりを責めるのではなく、「何が不安なのか?」「どう工夫したら犬にとって恐怖がなくなるのか」と犬の立場になって考えてあげましょう。
そうすることによって犬は「飼い主さんは信頼しても大丈夫な人」だと認識してくれ、心の距離を縮めるきっかけにもなります。
自分のスペースを作ってあげる
犬も自分の落ち着くスペースがあった方が喜びます。
特におとなしい犬は、無理に構われるよりも、おとなしく1匹でいる時の方が心休まる場合もあります。
まずは犬小屋やケージでもいいので、犬自身のスペースを作ってあげましょう。
次からは犬を怖がらせてしまうので、注意しなければならない行動をご紹介します。
犬を正面からジッと見ない
犬は例え人なつっこくても正面からずっと見つめられるのは、威嚇(いかく)されているようで苦手です。
また、犬の正面から頭などに手を伸ばしてなでようとするのは、逆になぐられるなどの攻撃にとらえてしまい、びっくりさせてしまうこともあります。
なので、1メートルほど犬と距離をとった後にゆっくり座りこみ、犬が落ち着くのを待つと敵意がないのだなと判断してくれることが多いです。
急に素早い動きをしない
犬は初対面の人に対して警かいしているので、素早い動きだったり大げさな動きは全て警かいしてしまいます。
他に
- 口元をつかもうとする
- 手を目の前でひらひらさせる
- 頭の上に手を伸ばす
なども全て目の前で動くものを追いかけようとし興奮させてしまうのでひかえましょう。
いきなり上からなでようとしない
犬は基本的に上から触られるのを嫌がります。
逆に口の下からのあいさつを礼儀と見ることが多いです
実は犬は人間が思うど、頭をなでられる事を喜んでいないようです。
なでるのであれば、あごの下などが嬉しく感じます。
初対面の段階で頭を手のひらでなでようとする人がいますが、犬にとって一番安心できるのは、手の甲からゆっくり顔の前に近付けられることです。
その状態のまま、犬が近寄ってきてくれるのを待ち、そばに来てくれたらこちらに心を開きかけてきてくれますよ。
声を荒げない
声が大きい人、騒がしくなってしまう人っていますよね。
犬はそういった声や音を苦手としており、特に女性の大きな声が犬にとっては耳にひびいて辛いです。
なので、声の調節には気をつけましょう。
以上が犬を怖がらせてしまう行動になります。
上記にあげたものは普通の犬でも苦手とする行為なので、臆病で大人しい犬にしてしまえば結果はもっとひどいものになってしまうと思います。
まずは犬の立場になって考え、「何が嫌なのか」「何が好きなのか」「何故こういった事をしてしまうのか」など、色々なことに気付いてあげましょう。
そうしながら少しずつ距離を縮めていき、コミュニケーションの仕方も徐々にレベルをあげていけば、どんなに臆病な子でも信頼関係をきずけると思いますよ。
犬の人見知りを克服する方法は?
自分と犬の距離が縮まってきましたら、次はいよいよ交流に出ましょう。
信頼を得られていないうちから無理矢理外に出そうとすると、犬にとっては不安と恐怖で興奮状態になってしまいます。
なので、まずは上で紹介した方法をやってみて、自分が犬にとって信頼出来る存在だという事を教えてあげてから一緒に外に行きましょう。
子犬の時から飼えるなら、外に慣らしておこう
もし子犬から飼えるのであれば、まだ好奇心旺盛なのでしつけをしやすいです。
散歩に連れて行き他の犬と交流させたり、飼い主さんや飼い主さんの家族以外人(ご自身のお友人や知人など)に会わせ、犬の世界を広げてあげましょう。
世界がせばまっている状態ですと、外の世界はやはり不安です。
最初のうちは興奮してほえたりなどするかもしれませんが、犬のペースに合わせてさとしてあげましょう。
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犬が成長してしまっていて直す場合は?
犬が成長してしまっている場合も、やはり飼い主さんの家族以外の人の協力を得ましょう。
いきなり近くからスキンシップをはかるのではなく、遠くから名前を呼んでもらうなどして犬に外の存在へ興味を持たせましょう。
この時、協力している人からは近付かず、あくまでも犬が自分から歩み寄るのを待ちましょう。
自分方から動き出す事ができれば、慣れてきた証拠です。
食べ物を使おう
おやつを与えて、他人は犬にとって嬉しい事をしてくれる存在だと教えてあげましょう。
犬が自分から他人に歩み寄るようになったらあげるといいです。
飼い主さんやその家族以外からも食べ物をもらえるとなると、犬にとってはその人も信用してもいい人物なんだと安心する事ができます。
あげ方も急に口に運ぶのではなく、犬の側に置き、少しずつ側に移動させていき、最終的に手のひらの上にのせても食べてくれる状態になれば完全に心を開いてくれた証拠になります。
こうした事を地道に繰り返していけば、いずれ犬の中で不安も消えていくと思うので、根気よく付き合っていきましょう。
最後に
人見知りで臆病な犬との仲良くなる方法を解説しました。
どんな性格な子でもしっかり向き合ってあげれば直してくれるはずです。
大変かもしれませんが、根気よく付き合っていきましょうね。
いずれ飼い主さんの気持ちが通じ合えた時こそ、飼い主さんにとっても犬にとっても本当の家族になれて感動しますよ。
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