私は自転車競技を長年やってきました。
最近知人から「スポーツバイクが欲しいけど種類が多すぎてどれを買えばいいかなぁ?」的な質問を受けることが多いです。
そこで、みなさんに馴染みの深いママチャリとロードバイクの違いを解説しておきます。
ついでにマウンテンバイクとクロスバイクの特徴も紹介しておきます。
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目次
ロードバイクとママチャリの違いは?
ママチャリ(シティバイク)の特徴は
- 前はカゴ、後は荷台がついていて、荷物の運搬に長けている。
- タイヤがある程度太くて車道と歩道の段差等もある程度ストレスなく走れる。
- ハンドルの操作をしやすくするためかハンドルが近く、高いので身体が起きた状態で運転。
- ギアなし、もしくはあっても3段ギア程度の少なめのギア。
- ライトが最初から付いている。
- とにかく重い。18〜25kgほどはあることが多い。
- 頑丈
ママチャリの特徴をまとめると、
→大きな荷物や子供など、大きな物を運ぶ事ができるがスピードは遅め。長距離はお尻が痛くなる。歩道走行でもストレス少ない。
ロードバイクの特徴は?
- カゴや荷台はない。荷物を運ぶにはリュック等が必須。
- タイヤは細めでかなり固めに空気を入れる。地面との摩擦抵抗を軽減する為。歩道と車道の段差の衝撃が激しく車道走行がマスト。
- ハンドルは湾曲していて遠く前にある。サドルと同じくらいか、人によってはサドルより低い位置にあるので運転は前傾姿勢。
- ギアは16〜22段変速が可能。
- ライト等は基本つかない。
- 素材にもよるがとにかく軽い。7〜10kg程度で片手で持ち上げられる。
ロードバイクの特徴をまとめると
→長距離をより速く、長い時間でも体への負担が少ないがカゴや荷台がないので運搬等には不向き。歩道走行は段差が煩わしく向かないので車道走行が基本。
ママチャリとマウンテンバイクの違いは?クロスバイクも解説!
次はマウンテンバイクとの違いもまとめておきます。
マウンテンバイクはシティユースで使われるマウンテンバイクはママチャリと類似している部分も多いです。
マウンテンバイクの特徴は?
- 本格的な物はロードバイク同様荷台やカゴはない。
- タイヤはかなり太めで、タイヤ自体も少し空気圧が低く柔らかい。
- サスペンションが付いているの、ママチャリ以上に段差はストレスフリー。本来は山道の木の根っこなども乗り越えられる仕様。
- ハンドルはまっすぐの「フラットバー」。ママチャリより遠め、ロードバイクより近くて高い。路面の変化に対してクイックに反応する操縦性を確保しながらスピード、身体のストレス軽減も兼ねる。ハンドル位置はママチャリとロードバイクの中間とも言える。
- ギアは24〜33段。変化の大きな山道において細かくギヤを変えて効率よく走れる。
- ライト等はつかないが、特筆すべきはサスペンション。前だけサスペンションのもの前後サスペンションのものがある。
- サスペンション等の機材が付いているので意外に重く15kg前後。
→街乗りだと少しスピード性に欠けるが、歩道と車道の段差等は全く気にならないので、快適。本格的なマウンテンバイクの運搬性能はロードバイク同様ないと言える。
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最近流行りのクロスバイクってどう?
クロスバイクは、速さに特化したロードバイクと快適性を備えたマウンテンバイクの合いの子的な位置付けです。
しかし、実に多種多様でこれ!という特徴をくくりきれないです。
ハンドルはフラットですが、タイヤは細めで、サスペンションが付いていたり、いなかったりします。
街中をある程度速く、ある程度快適に、ある程度物も運べるのがクロスバイクです。
自転車道があるようなヨーロッパとは違う、日本の街中走行に適したバイクスタイルとも言えると思います。
ただ、普通のママチャリに比べるとスピードも結構でるので、より安全に配慮する必要はあります。
そして、クロスバイクでスポーツバイクの魅力の一端に気付いた人は、ロードバイクに移行する人も多いです。
そんなに高くない買い物なので、自分の用途をよく考えて購入するようにしてくださいね。
最後に
ロードバイクとママチャリの違い、マウンテンバイクとクロスバイクの特徴について解説しました。
ざっくりまとめてみましたが、昨今の自転車ブームに乗って自転車を購入したいという方の参考になれば幸いです。
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