「リズム感がないのでどうしたらいいのでしょう?」
という話をよく聞きます。
カラオケなどに友達同士で行ったときに、「リズム感ないね」などと言われて傷ついたなんてこともあるかもしれません。
では、リズム感って何なのでしょう。
それと同じような言葉でテンポ感ってありますね。
コレは何なのでしょう。
そこでまず、リズム感を身につけるために、リズム感が何なのかを解説していきますね。
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目次
リズム感を身につけるには?
そもそもリズム感って何?
リズム感とはテンポ感を感じることの能力です
ではテンポとはなんでしょう。
これは、ビートにいろいろな速度をあたえたものです。
「えっ?ビートって?」って思われたかもしれません。
ビートとは、一定の波動・鼓動のことです。
「えっ?えっ?」って思われてちょっと混乱してきたかもしれませんが、ビートを意識することはリズム感を鍛えるのに大事なことなんです。
一応、リズムとテンポとビートについてまとめておきますね。
(ややこしかったら飛ばしてもらって、次の項目に行ってもらっても大丈夫ですよ。)
- ビート → 直訳すると打点、音楽用語では拍(はく)のことです。一拍目、二拍目とかいいますね。つまり心臓の鼓動のようなものです。パルスとも言います。
- テンポ → ビートに一定の速度がついたもの。譜面(曲を音符で表した表)の左上によくついている、♪=60とかいうモノのことです。
- リズム → テンポにさまざまな動き(モーション)をつけたもの。一拍の中に色んなパターンの不規則な動きをつけたもの。
結局、リズム感を鍛えるにはどうすればいいの?
結論を言いますと、リズム感を鍛えるにはテンポ感が必要で、テンポ感を鍛えるにはビート感が必要なわけです
つまり、テンポ感を鍛えるには、このビートを刻む感覚をいろんなビートを意識して聞いていけばいいだけです。
あなたも「4ビート」とか「8ビート」とかの言葉は聞いたことがあると思います。
他には、ロックでは「16ビート」の演奏をよくしています。
こんなふうにいろんなビートがあるので、聞く側もそれなりのリズム感がないとついていけなくなっています。
リズム感がないのは、こんなふうにいろんなビートがあるのに、よくわかっていないだけなんてことも多いですよ。
テンポ感を鍛えるにはビートが大事!
リズム感を身につけるのに、いちばん大事なのはビートを感じることです。
ビートという基本のリズムを捉えることがリズム感を身につけるのに大事ということです。
あなたは普段、曲を聞くときに何を聞いていますか?
大抵の人は音楽を聞く時、ヴォーカルの声を中心を聞いていますよね。
でも、ヴォーカルの人って、上手い人は特にアレンジしてリズムをずらたりして歌っています。
なので、ヴォーカルからその曲のリズムを取ろうとしてもかなり難しいんです。
リズム感を身につけるにはどの音を基準にすればいいの?
しかし、バンドをやったことのある人ならわかりますが、まずギターの人は、ベースの人のリズムに合わせます。
そしてベースの人はドラムのリズムに合わせます。
じゃあドラムの人はというと・・・。
ドラムの人は、あなたも学生時代に音楽室でよく見た、あのメトロノームで身体にリズムを叩き込むべく練習しているのです。
なので、その曲の本当のリズムを知るにはドラムの音を聞くことなのです。
ドラムの音の中でも、最低音のバスドラの音を聞いてください。
前から見ると丸く一番大きな太鼓が見えますね。
コレがバスドラ(バスドラム)というドラムです。通常足で演奏します。
コレは先程の8ビートでいうと、大抵の曲では一拍目と三拍目に音がしています。
「ドン!」とか「ドス!」という一番大きな目立つ音です。
たいていの曲ではこの「ドン」という音がリズムの基本になっています。
なので、この「ドン」という音に注意して聞いていると、その曲のリズムが掴めます。
「ヴォーカル」の歌い出しも、大抵このバスドラムの一拍目です。
ここに注意していれば、カラオケでも歌い出しでつまずくことがなくなります。
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普段聴いている音楽で意識するとリズム感は鍛えれるよ
いまでは、音楽を耳にする環境が一昔前に比べて相当恵まれていますよね。
テレビは言うに及ばず、ipodやウォークマンなどで、どこでも音楽を聞くことができます。
街なかでも相当の音楽が流れていますしね。
そこで、音楽を耳にしたら必ず身体でリズムをとる習慣をつけてみてはどうでしょう。
それだけで、リズムを身体で表現する能力はかなり上がると思います。
つまり、リズムを身体に取り込む感覚です。
もうひとつ、ちょっと難しいかもしれませんが、一小節四拍の間にリズムを取るというテクニックがあります。
これは一般的に「裏打ち」と呼ばれるもので、「ン チャ ン チャ 」って聞こえるリズムのことです。
この裏打ちがわかると、ほぼリズム音痴が解消されます。
裏打ちは普段リズムを意識したことがない人にはわかりにくいリズムなので、より意識して聴いてみてくださいね。
ジャンルで言うと、スカ・レゲエ・ジャズなどでよく使われるリズムです。
最近はJ-POPあたりでもよく取り入れられていたりします。
あなたの好きな曲の中に、このリズムを使っているものはありませんか?
このリズムを使っているバンドをリズムを意識して聞いてみてください。
上にも書きましたが、その曲のヴォーカルではなく、ドラムあるいはベースの音に注意して聞くことが大事です。
この裏打ちを感じて身体に染み込ませることができれば、リズム音痴はほとんど治るでしょう。
本当にリズム感を身につけたい人は?
そして、本当にリズム感を持ちたいのであれば、ドラムを習うのが一番いいですよ。
今回の記事を読まれて、ドラムの音を意識するようになっているかもしれません。
ドラムをやったことのない人は、ドラマーが演奏をしているのを見て、たいてい「よく手足バラバラに動くなー」と思っていることでしょうが、当のドラマー達は手足バラバラに動かしているという意識はないのです。
ちゃんと、一定の規則に基づいて手足を動かしているだけです。
そして右手右足、左手左足それぞれに役割が決まっていますので、混乱することはないのです。
そして一番は、彼らの頭の中では、さきほど言った基本のビートが流れているからなのです。
なので、そこからいくらアレンジしてずらそうと、必ずそこに戻ってこられるのです。
ドラムをやってみると楽しいですし、リズム感はかなり鍛えることができますよ。
最後に
やはり音楽はただ聞くのではなく、身体で感じることができたなら、もっと楽しいものになると思います。
さらにそれによってリズム音痴が治れば、あなたの音楽ライフはかなり充実したものになることでしょう。
いち音楽ファンとして、あなたの音楽ライフが豊かなものになることを祈って。
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