節分の豆まきの時、何となく豆をまいています。
でも、正しいやり方ってわからなかったりします。
誰が豆をまくのか?
どの時間帯にまめをまいたら良いのでしょう?
豆の食べ方ってあるの?
などなど、意外とわからないことばかりです。
そんな節分の豆まきの仕方や食べ方の疑問についてお答えしていきます。
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目次
節分の豆まきの仕方を紹介!正しいやり方は?
ではでは、節分の豆まきの正しい仕方を紹介していきますね。
豆をまくには
- 福豆を用意!
- 神棚があれば福豆を供える。
- 豆まきの役割分担する
- 豆まきスタ~ト
の順番です。
これを一つ一つ解説していきますね。
1.豆まきに使う福豆を用意する
豆まきに使う豆は福豆なんて言います。普通にスーパーなど売っていますよ。
福豆は炒った大豆です。
地方によっては豆まきに落花生を使う地方もあります。
節分の時にまく豆は炒った豆を使うようにしてくださいね。
炒った豆を使うのは、豆をまいた後、鬼をはらった豆から芽がでると縁起が悪いとされているからです。
市販されている福豆はほとんど炒り豆なので大丈夫とは思います(笑)
2.福豆を神棚に供える
そして、福豆は豆まきの前に、神棚があれば神棚に供えます。
神棚に供える時、三方と言われる神様や偉い人に供えたり、献上するときに使う台があれば、使いましょう。
三方は月見団子や鏡餅の下の台としての姿が有名ですよね。
神棚や三方がない家も多いと思います。わが家もそうです。
神棚や三方が無い場合、福豆を豆まきに使う升に入れて、目線より高い場所に供えましょう。
3.豆まきの役割分担をする
豆をまく前に役割分担をしておくと、豆まきがより盛り上がります。
豆まきは本来は一家の主である家長が行うのが、正しいやり方です。
また、年女や年男(干支年生まれの人)が豆まきをします。
年男が豆まきをするのは、吉運があるので、鬼をはらうパワーを持っていると思われているからです。
ちなみに、早生まれで変わってくるかもしれませんが、小学5年生の子供が年男(年女)ですよ。
厄年の人が豆まきすると良いという意見もあります。
厄年の人は、豆をまくのは厄払いの意味合いで、豆をまきます。
つまり、年男や年女、厄年の方がいなければ、家長であるパパやじいちゃんなどが行うのが正しい方法です。
でも、今は家長である父親が鬼役をするケースも多いのではないでしょうか。
わが家もそうです(笑)
子供は鬼役をやりたがらないですしね。
スーパーで売られている福豆には鬼のお面が付属してきたりします。
ただ、鬼役は別になくても良いです。
鬼は本来は目に見えない存在で、邪気の象徴です。
鬼役はなくても、別に豆まきは成立しますよ。
現在では、お父さんが鬼役になることが多いと思うのですが、正式な役割分担も覚えておきましょうね。
鬼役になったお父さんは、おおげさに鬼役をやってあげましょう。
やられる時も派手にすると、子供は喜んでくれますよ。
あとは他の役割分担としては、窓の閉め役も決めておくと、豆まきが盛り上がるかもしれません。
窓を開けて外に豆をまくのですが、豆をまいた後に鬼が入ってこないように、素早く窓を閉める必要があります。
子供に窓閉め係も任命しておくと、喜んで閉めてくれるかもしれませんよ。
ただ、子供は豆まきもやりたがると思うので、豆まき係と兼任が良いかもしれませんね(笑)
4.いよいよ豆まきスタ~ト!
ここまでの準備が整ったら、豆まき開始です。
ちなみに、後で理由を書きますが、豆まきや夕方から夜にかけて豆まきしましょう。
そして、福豆をいれた升は胸の高さより高く持ちましょう。
鬼をはらう霊力がある福豆をおろそかにあつかっていけないためです。
奥の部屋から順番に玄関にかけて、豆をまいていきます。
奥の部屋から玄関にむけて、鬼を追い払っていくイメージでです。
窓を開け、「鬼は外~!」と豆を外にまき、鬼が入ってこない様に窓を閉めます。
窓を閉めた後、「福は内~!」と言って部屋の中にまきます。
そして奥の部屋から、玄関にむけて豆をまいていき、最後は玄関でまいて豆まき終了です。
「鬼は外、福は内」の掛け声の回数ですが、地方によって様々で、地方の風習に従ってください。
よくわからなければ、特に決まりがあるわけではないので、自由にやられたら良いと思います。
一般的には、2回掛け声をかけながら、豆をまく家が多いようです。
ちなみに、「鬼も内」なんていう場合もありますよ。
神社やお寺でも豆まきをやる所も多いのですが、鬼を鬼神としているところは「鬼も内」と言っています。
節分の時に逃げ場が無くなった鬼たちを、受け入れてあげているんですね(笑)
マンションの豆まきはどうする?
マンションにお住いの方もいると思います。
まず、やらないとは思いますが、マンションの場合、おもいっきり窓から外に豆を投げたら危険です。
ベランダから外にでないように軽く豆をまきましょう。
玄関から豆をまくときは、玄関から出ない感じで軽く豆をまきましょう。
最近は個装されている袋入りの福豆もあります。
そんな袋入りの福豆を使うと散らばらず、あとの掃除も楽ですよ。
豆をベランダの四方に置き、鬼をはらうって方法も、おごそかで良いかもしれませんね。
節分の豆まきの正しい時間帯は?
節分の豆まきの時間は夕方から夜にかけておこないます。
鬼は夜にやってくるので、夜に豆まきをします。
なぜ、鬼が夜にやってくるかと言うと、鬼は普段は暗い山の中にいるからです。
鬼は、暗い場所を好むので夜に来るんです。
鬼は、夜になると鬼門の方角(丑寅の方角、北東のこと)から現れるといわれています。
なので、豆まきの時、鬼門に扉や窓がある場合は、鬼門にも豆をまいておくようにしましょうね。
ちなみに、豆まきは昔は丑寅の時刻にもやっていたという説があります。
上では方角として丑寅を書きましたが、昔は方角だけでなく、時刻も丑寅という表現であらわしていました。
その丑寅の時間に、丑寅の方角から鬼が現れると言われていました。
ただ、丑寅の時間は、午前2:00~4:00です。
午前2:00~4:00に豆まきをするのは現実的ではないですよね。
この時間に豆まきをするのは、難しいので『夕方から夜』になったと言われています。
実際、この丑寅の時間帯にしていたら、ちょっと怖いですね。
他の家から、夜中に「鬼は外~!」なんて声が聞こえてきたら、正式なやり方をやっているんだなと思ってあげてください(笑)
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節分の豆の食べ方!いくつの数食べるの?
拾った豆を食べる?
豆まきが終わったら豆を食べましょう。
豆まきの後、家の中にまいた豆を拾って食べるのが正式なやり方と言われています。
「福は内」で福を呼び込んだ豆は縁起が良いからです。
「まいた豆が清潔で食べれるくらいに部屋をキレイにしておくと健康に良い」なんていう教訓も含まれています。
豆まきする前は、掃除もちゃんと行っておきましょうね。
まあ、でも、不衛生と思われる方もいらっしゃると思うので、拾った豆をたべるかどうかは、それぞれの家のやり方に従っていかれたら良いとは思います。
私の実家でも、まく豆と食べる豆は別々でしたよ。
節分で食べる豆の数はいくつ?
食べる福豆の数は、まかれた豆を、自分の年齢 + 1個食べたら良いとされています。
つまり、数え年の数だけ食べたら良いとされています。
ただ、これも地方で異なっているようで、様々な風習があるようです。
豆の数を計算する時、数え年 + 1(つまり満年齢 + 2)で計算したり、満年齢の数だけ食べたりと様々です。
その地方の風習に従ってくださいね。
ちなみに、うちの実家では、どの方式を採用したら良いかわからず、毎年食べる豆の数が変わっていました(笑)
自分の年齢より1個多くだけ食べるのは来年のことを願って、新年の厄払いに意味で食べます。
そして、自分の年齢分だけ食べるのは歳の数だけ福を身体に入れるからとも言われています。
どの方式でも良いのかもしれませんね。
また、豆の数が多すぎて食べきれない場合は茶碗にいれお茶をそそぎ、そのお茶を飲んでも良いとされています。
年齢分食べて、お腹こわしたら元も子もないです。
豆の数が多すぎる場合は豆を入れた福茶を飲みましょうね。
豆まきが落花生の場合は?
豆まきを落花生でされる方もいると思います。
落花生の場合は殻付きのもので、一個で数えましょう。
ちなみに、落花生を豆まきに使うのは、北海道など寒い地方が多いと言われています。
北海道が落花生豆まきの発祥の地なんて言われています。
なんでも、雪の中で豆まきをしても、見つけやすくそのまま拾って殻をむいて食べることができるので、落花生を投げるようになったと言われています
その落花生豆まきが、衛生的に豆を食べれて、合理的と言うことで広まった様です。
落花生豆まきは九州とかでもやったりもしています。
ただ、九州(鹿児島や宮崎でやっている)で落花生豆まきをやっているのは、地元の名産が落花生だからという説が有力です。
最近では、落花生だけではなく、ミックスナッツなど様々な豆も、福豆あつかいで売っているのも見かけたりもします。おもしろいですね(笑)
最後に~豆まきをして一年がんばる!~
節分の豆まきの方法、豆の食べ方を紹介しました。
福豆をまいて、食べると、一年間無病息災で過ごせると言います。
私は豆まきの時には、鬼役のシュミレーションも念入りにおこないます(笑)
あなたも今年も豆をまいて、良い思い出を作って、良い一年にしてくださいね。
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