箱根駅伝はなぜ人気?その秘密や理由を知りたい!

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箱根駅伝はなぜ人気?その秘密や理由を知りたい!

箱根駅伝って人気があります。

毎年1月2日と3日の二日間、東京~箱根間の行き帰りを競う、大学駅伝です。

お正月が近づくと箱根駅伝の話題も増えていきます。

単なる大学生の駅伝大会なのに人気があるのは、なぜなんでしょう?

箱根駅伝はスポーツにとどまらず、他の正月番組も圧倒しているような感じですよね。

箱根駅伝を何となくテレビで見るのは、お正月の恒例行事になっている人も多いのではないでしょうか。

そんな箱根駅伝がなぜ人気のあるのか理由をお伝えしていきます。

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箱根駅伝はなぜ人気があるの?~そのドラマがすごい!~

箱根駅伝はなぜ人気があるのか?

結論から言いますと、箱根駅伝が面白いのはそのドラマ性です。

しかも、作られていないゆえの先が読めないドラマ性です。

もともとスポーツ観戦には、そういう先が読めないからこそ楽しめる部分も大きいです。

ただ箱根駅伝は学生と言う部分が、その先の読めない危うさをより際立たせてます。

学生というプロより不安定な存在が、見ているドキドキ感をより上げてくれます。

独走していたのに、突然失速したり。

あるいは失速気味だったのに、突如盛り返したり。

 

プロスポーツでも当然筋書きがない楽しさはあるんですよ。

ただ、箱根駅伝のように毎年どこかの区間で大ブレーキが起きるなんてことは、少ないような感じがします。

プロスポーツは失敗してもその失敗を最小限でおさめようと、それなりにまとめようとします。

プランAがだめだったらプランBで行くかと、プロは引き出しが多いもんです。

学生よりもさらに選ばれた存在がプロなんで当たり前ですよね。

そういうプロの洗練された部分を見るのもスポーツの楽しい部分です。

しかし、箱根駅伝では洗練されていないその未熟さが、ドラマを際立たせて面白いんです。

 

バラエティやドラマ番組はある程度先が想像できます。

もちろん、とんでもない展開のバラエティ番組や大どんでん返しのドラマもあります。

しかし、やっぱり作っているのは作っているんです。編集しているのは編集しているんです。

確かに、その番組内で芸能人同士が競い合っているかもしれません。

アドリブの演技がすごくて圧倒したり、すごい発想のボケをかましたりしているかもしれません。

でも、それは結果であって、視聴者はリアルタイムにその場を見るわけではないです。

フリートークのお笑い番組とかだったら、その雰囲気が伝わるかもしれないけど、やっぱり編集はします。

そして、それが生番組だったとしたら、無難にしようする芸能人も多いと思います。

 

しかし、スポーツは一瞬一瞬の勝ち負けをリアルタイムで見ます。

勝負の部分が本当にリアルに見えます。

一瞬で今後の人生に影響を与える出来事がテレビの中で繰り広げられます。

その一瞬一瞬のリアルな勝ち負けを、箱根駅伝では学生ゆえの不安定さのため、よりドキドキしながら見るようになります。

そういう筋書きが無いスポーツの面白さを、未熟さで、よりドラマ感を演出しているのが箱根駅伝です。

箱根駅伝人気の秘密は?

箱根駅伝の人気の理由は?~チームであることも魅力!~

箱根駅伝には未熟さゆえのドラマ性があるから、魅力的だと前の項目で伝えました。

そのドラマ性をさらに際立たせているのが、各大学ごとのチームです。

そのチームに属しているからこそのプレッシャーがよりドラマ感を際立たせます。

チームに所属しているという、日本人が共感しやすいプレッシャーなのも、箱根駅伝が人気の理由ではないでしょうか。

 

監督、チームメイトから。

OB含め先輩から。

大学関係者から。

その他そのチームを応援してくれる人たちから。

箱根駅伝はチームゆえの、ものすごいプレッシャーがあると思います。

箱根駅伝は世間の注目を集める国民的なテレビ番組となっているので、よけいにプレッシャーがあるでしょう。

その期待に応えられた時は大きな喜びになり、応えられなかった時は大きな悲しみになることが想像できます。

それが大きなチームとしてのドラマ性を箱根駅伝を見ている人に感じさせてくれます。

 

その喜びや悲しみは、チームに所属しているからこそ増幅される部分もあると思います。

その大学OB全員で喜んだり、悲しんだりしたら、それはすごい感情のかたまりのパワーになりますよね。

 

例えば、私の父親は東京6大学の出身です。

特に普段、そんなに大学の話題を言うわけではないのですが、母校が箱根駅伝に出ていると「がんばれ~!」と応援します。

別に応援に行ったり寄付するわけではないですが、そういう父親の何気ない「がんばれ」というエネルギーは、まわりまわって選手や監督、大学関係者に伝わっていくもんです。

例えば、父親が応援しているということで、私もその大学のことを気にします。

その大学のことを気にすると、普段の会話でもやっぱりその大学のことを思わず取り上げてしまいます。

その話を聞いた友人もその大学のことを少しは気にするようになります。

そしてその友人がまた別の友人にみたいに・・・。

選手に伝わる時にはものすごい小さいエネルギーかもしれませんが、それが積み重なると膨大なエネルギーになります。

それがそのチームの、その大学の歴史であると思います。

 

例え、選手まで届かなくても、気になっていたら箱根駅伝をテレビを見るという行動をしてしまいます。

そうすると視聴率という形で、これだけの数の人が見ているのかと選手にプレッシャーを与えているはずです。

この多くの見てくれている人の中で、大学関係者も見てくれているのだろうと色々想像をする選手もいると思います。

 

また、そんな大学の歴史から来るチーム感だけでなく、同じ釜の飯を食べた身近なチーム感も当然あります。

監督からの期待、先輩からの期待、同学年からの期待、下級生からの思い、選手になれなかった同じ陸上部の部員の思いなどなどが、ごちゃ混ぜになってチームになっています。

そして、10人がそれぞれの区間でがんばって、たすきをつなげようと必死なわけです。

たすきリレーの時の声の掛け合い。

たすきをつなげなかった時の無念さ。

たすきをつないで崩れ落ちる選手を見たり。

ゴールでチームメイトが待ち構えていたり。

箱根駅伝はチームが持つドラマ性がいたるところで見えます。

「ごぼう抜きで次につなげる」「大ブレーキ」なんて言葉はチームだからこそ言える言葉だと思います。

 

箱根駅伝は区間賞や金栗賞(MVP)があったり、個々の記録も残り個人スポーツとしても当然楽しめます。

留学生がいたり、山の神やら子天狗やら(笑)各区間のスペシャリストがいたり、選手個々も個性的で楽しめます。

ただ、チームスポーツであることは箱根駅伝をより魅力的にしています。

選手個々の個性に加えて、そういうチームのドラマ性が垣間見えるので、箱根駅伝は魅力的なんです。

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箱根駅伝の人気の秘密~テレビの力がやっぱり大きいよね~

箱根駅伝が人気なのはテレビ番組で放送されているのがやっぱり大きいです。

1987年から日本テレビで放送されています。

全国放送のお正月の看板番組なので、当然予算もまあまあ、あるであろうことは想像できます。

予算があるおかげなのか、箱根駅伝の番組では各大学の背景のストーリーを綿密に見せてくれます。それが箱根駅伝の人気につながっていると思います。

マラソンや駅伝を見るのが好きな私にとってもありがたいし、そこまで興味がない普通のお茶の間の皆さんにも専門誌を見ないとわからないレベルのストーリーを伝えてくれています。

本当にありがたいです。もしかしたら専門誌以上にストーリーを伝えてくれているかもしれません。

 

スポーツを楽しむためには、背景のストーリーって本当に大事です。

箱根駅伝の番組では、各選手、監督(箱根駅伝には名物監督も多くいます)、大学、その周辺を含めたストーリーをテレビで伝えてくれます。

 

正直、あまり見ようと思わないスポーツって、「その背景となるストーリーがよくわからないから!」って言いきっても良いと思います。

例えば、オリンピックで活躍して今まで注目してなかったスポーツが取り上げられることがあります。

その活躍した選手のストーリーを追っていくと、魅力的であることが多いです。

真剣にプロレベルで取り組んでいるアスリートに、おもしろくないストーリーは存在しないと思います。

結局、そのスポーツが盛り上がるかどうかは、そのストーリーをプロモーションも含めて、取り上げてくれるかどうかです。

 

そのストーリーを箱根駅伝の番組では、懇切丁寧に語ってくれます。

毎年選手が入れ替わっても、丁寧に盛り上げて語ってくれます。

驚異の1年生は毎年どこかの大学で登場しますし(笑)

時間がなければ、時間がないなりに要約して語ってくれます。

箱根駅伝は主務(チーフマネージャーのこと)という裏方も時々取り上げられますが、これもそのチームのストーリー性を際立たせるためとも言えるでしょう。

同じアマチュアスポーツで人気がある高校野球で、マネージャーが取り上げられるのと似てますよね。

テレビが付いてなかったらマネージャーまで取り上げられることはなかったと思いますよ。

 

また選手や監督のストーリーだけでなく、各区間の背景となる情報もテレビはドンドン語ってくれます。

山登り、山下り、花の2区などの情報があって箱根駅伝をより楽しめます。

背景となるストーリーに最新情報を与えてくれて、各選手たちがより魅力的になる感じです。

「ここは起伏があって」

「この区間は風が強いです」

「ここの最大傾斜は〇〇」

・・・

みたいな。

ここまでこんな練習してきたみたいだけど、「起伏があるけど大丈夫かなぁ」、「この坂でスパートかけるのかなぁ」みたいな感じで箱根駅伝がより楽しめる情報も与えてくれているんです。

また単にこの区間の観光情報を与えてくれたり(笑)

それはそれで箱根までの旅路感を与えてくれて、良いもんです。

テレビを通して、お正月に箱根という日本有数の温泉地に走っていくという疑似体験ができています(笑)

その土地を駆け抜ける感じを伝えてくれているのも、箱根駅伝そのもののストーリーに彩りを与えてくれています。

テレビは単にスポーツ中継するだけでなく、各大学や選手が持つストーリーやその土地の情報を伝え、箱根駅伝をより楽しませてくれています。

それも箱根駅伝の人気の大きな要因になっていると思いますよ。

 

最後に

箱根駅伝がなぜ人気なのかをまとめました。

  • 未熟な学生ゆえの筋書きが見えないドラマ性
  • 個々の選手だけでなくチームスポーツとしても面白さ
  • テレビで丁寧にストーリーや情報を与えてくれること

ということでした。

箱根駅伝の人気の秘密を考えると、他にも切り口はあると思いますが、私なりに人気の秘密をお伝えしました。

今回の記事を読んで、箱根駅伝を楽しく見ていただける助けになれば嬉しいです。

関連記事です。

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