”日本一予約の取れないイタリアンレストラン”という異名を持つ、LA BETTOLA da Ochiai(ラ・ベットラ・ダ・オチアイ)。
テレビ出演などでもおなじみイタリアンの巨匠、落合務シェフのお店です。
こちらのお店、本当になかなか予約が取れずにいたのですが、なんと先日ランチでお邪魔することができました。
とっても貴重でおいしい体験だったので、ラベットラダオチアイの感想ブログとしてご紹介したいと思います!
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目次
日本一予約の取れないイタリアン。ラベットラダオチアイとは?
ラベットラダオチアイは予約が…。
落合シェフといえば、言わずと知れた有名シェフ。
なのにこちらのお店、価格設定がびっくりするぐらいお手ごろなのです。
たとえばディナーは4,320円のコースしかありません。
有名人のお店でコースを頼むと○万円になることも普通ですよね。
気軽に行きやすいこともあり、なかなか予約が取れない名店として話題となっています。
ラベットラダオチアイに前日に予約の問い合わせしてみると…
筆者も何度か予約に挑戦してきたのですが、あえなく連敗を喫していました。
ところが急に平日の日中時間ができたので、ためしに前日連絡してみるとなんと空席あり!
縁あって訪れることができました。
平日などに予定が空いていれば、あきらめずダメもとで問い合わせしてみるのもいいかもしれませんね。
いよいよランチ!店に到着すると
当日は11:30の予約で、11:10ごろ店に到着。
するとまだ準備中で店内はあわただしく、開店時間まで入ることはできません。
外にメニューがあったので眺めながら待ちます。
開店時間になると係りの人の掛け声に従いお客さんが入場。(一斉に入場する姿はテーマパーク感すら感じます。笑)
入店すると、わたしが行ったときは座席はあらかじめ決められていました。
ラベットラダオチアイのランチメニューはかなり豊富!
着席するや否や、次々にオーダー開始。
予約はCコースという前菜、パスタ、メインのコース(3,240円)のみなのですが、それぞれ迷ってしまうほど豊富なメニューから選びます。
下はわたしが行ったときのメニューです。
そして日替わりメニュー
ラベットラダオチアイのランチョンマット
開店時からほぼ満席なので、お料理が来るまでには20分ほどかかりました。
飲み物(別料金)をいただいて待ちます。
紙製のランチョンマットには落合シェフの似顔絵がプリントされていてなんともおちゃめ。
前菜はカルパッチョを選択!
まずは前菜。
唐突ですが、魚のカルパッチョを世に出したのは落合シェフだって知ってましたか?!
いまや当たり前にある魚のカルパッチョ、本来生肉の料理だったカルパッチョを日本人になじみやすいよう刺身でアレンジしたのだそうです。
創始者の店に来たからには食べるしかない!ってことで鯛のカルパッチョをチョイス。
これがもう、絶品過ぎて!しっとりもっちりした鯛の上に、ふんだんに生野菜や香味野菜が盛られています。
鯛にもお野菜にもほんのり下味がついている感じで、まろやかなソースとの一体感が抜群。
一皿たっぷりな量でしたが、あっというまにたいらげてしまいました。
前菜からこの感動、落合シェフ恐るべしです…。
パスタも美味しい!
お次はパスタ。
こちらは定番ながらも普段食べない食材が食べてみたいと思い、プーリア産生ハムとカチョカヴァッロチーズ入りトマトソーススパゲティをオーダーしました。
サーブされると、まずトマトのあまずっぱいいい香り!
きれいに赤いソースをまとったパスタの上に、ふんわりと削ったカチョカヴァッロチーズが盛られています。(そしてあっというまにはかなく溶けていきました…。)
酸味のあるソースとなめらかなチーズ、そしてホロホロな肉の繊維質とコクを感じる生ハム。
食べ進めるごとにちょっと飽きてきそうなぐらいリッチで濃厚なのですが、それをさせないのがラベットラおなじみ極細パスタです。
軽い食べ心地の麺を巻く手はとまらず、こちらもペロリと完食。
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メインは迷った末カツレツに!
そしてついにメインです。
これは本当ーに迷った末、カツレツにしました。
決め手は、イタリア語のカツレツのメニュー名に「alla Bettola」と店名が入っていたから…!!
これがいわゆる看板メニューと踏んだのです。
でもBettolaって”食堂”や”居酒屋”のような意味だそうなので、メニューの本意は不明です。
でも落合シェフのカツレツってなんか有名だしね。
落合シェフのカツレツ、その姿はザ・カツレツという感じ。
薄くたたいた肉に細かくおろしたカリカリパン粉。
添えてあるのはしっかり乳化したドレッシングをまとったトマトとルーコラのサラダ。
メイン料理としては究極にシンプルながらその色彩は美しく、2品たいらげた後でもなお食欲を掻きたてます。
カツレツをひとくちかじると、サックサクの歯ざわりのあとからやわらかな肉のうまみが広がります。
それはジューシーとはちょっと違った、ライトなポークのうまみです。
ちょっと油っぽく感じてきたところでサラダを。
きゅっとした苦味があるルーコラで口がさっぱりし、またおいしくカツレツをいただくことができます。
肉の揚げ物ながらまったく重たくないこのカツレツ、まさに看板メニュー(多分)に偽りなし!
カリカリとした歯ざわりを楽しんでいるうちにきれいに食べ終わってしまいました。
今回注文のコースはここまで。
別料金でコーヒーとドルチェも注文できるのですが、なんだかんだコース中盤からおなかいっぱいになってしまったので頼みませんでした。(おなかいっぱいでも食べられちゃうおいしさはさすが!)
だけど、今思うと、せっかくだからドルチェも食べればよかったな…。
間違いなくおいしかったはず。
ラベットラダオチアイの体験記まとめと感想
一貫して感じたのは、お料理がとてもシンプルであるということ。
そしてまさに、イタリアの大衆的な食堂で出される料理のようだということ。(筆者実は、イタリアに滞在したことがあります)
店内の内装も高級店というよりは、タイル貼りの壁で素朴なレストランという印象です。
世間の声が言うとおり、有名シェフの店とはいえイタリアのシャレていないレストランがベースなのだと思いました。
価格設定の低さの理由もここにあるのかもしれませんね。
超人気店なだけにちょっとせわしないので銀座で優雅にランチ!という感じではないですが、このおいしさとコスパなら大満足です。
むしろ、まったく気合を入れずに出かけるぐらいの気持ちで訪れるのが正しいのかな~なんて思いました。
なかなか予約は取れないですけどね~!
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