秋の味覚の代表といえば「さんま」ですよね。
脂の乗ったさんまの塩焼きなど、まさに絶品です!
そんなさんまの塩焼き、皆さんはどうやって食べますか?
「さんまは残すところがない」と言われていますが、全部食べられるのでしょうか?
そこで、
- さんまは頭から食べるのか?
- 栄養は?
- そもそも全部食べれるのか
についてまとめました。
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目次
さんまの頭って食べる?栄養はあるの?
さんまの頭って食べていいの?
さんまの塩焼きは、普通、身を食べるものですよね。
一般的にも、頭と尻尾、骨を残して食べます。
でも、中には頭まで食べてしまう人がいますよね。
本当に食べて大丈夫なのでしょうか?
結論から言うと、さんまの頭は食べられます。
でも、いきなりガブっと食べてしまうのは、骨などで口の中を切ってしまう可能性があるので、おススメしません。
そして、食べるときにはよく噛んで、骨を細かく砕いてから食べましょう。
骨が大きいままで飲み込んでしまうと、喉を傷つけたり、下手をすると飲み込んだ骨で、胃腸を傷つけてしまって大変な事になった、などということもあるようなので、気を付けて食べてくださいね。
中には、その飲み込んだ骨が突き刺さり、内臓の静脈を傷つけてしまった…という例もあるようなので、充分に咀嚼(そしゃく)して食べましょう。
さんまの頭の栄養はどう?
さんまの頭の栄養価としては、主にカルシウムが多いです。
でも、カルシウムを摂るために食べるというのであれば、わざわざ食べる必要はありません。
魚のカルシウムは、身にも沢山含まれています。
正確に言えば、魚の身の周りにある、筋隔(きんかく:魚の筋肉の白い筋のこと)という部分に多く含まれていますので、わざわざ頭まで食べなくても、充分カルシウムは摂れるのです。
それともう一つ、私達人間は、魚の骨などからなかなかカルシウムを吸収しづらい身体の構造になっています。
ですので、無理して食べる必要がないのです。
ただ、頭が好き、という人もいると思いますので、その場合は食べてもらって大丈夫ですよ。
丸ごと食べてもらえば、さんまも喜ぶかもしれませんね。
秋刀魚(さんま)って全部食べる?内臓は?
さんまの頭は食べられることが分かりました。
では、骨や内臓はどうでしょうか?
さんまの骨は食べることができるの?
骨は頭と同じで、食べることが出来ます。
ですが、先ほど書いたように、食べるときにはよく噛んで、注意して食べてください。
今では、骨まで丸ごと食べられるように加工してある商品も売ってありますので、その場合は、無理なく骨まで食べられます(よく中まで焼いていると、よく噛むと問題なく食べれる場合も多いです)。
また、骨だけを焼いたり・揚げたりして、骨せんべいのようにして食べると美味しくいただけます。
ちなみに、さんまの塩焼きを食べるときに中骨を残すときは、片面を食べた後、身をひっくり返さずに、中骨を取り外してお皿の隅に置き、残りの身を食べるのが正しい食べ方です。
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さんまの内臓は食べてもいいの?
次にさんまの内臓ですが、こちらも実は食べられます。
さんまは他の魚と違い、胃が無いために、内臓の中に残っているものがありません。
なので、さんまの処理をするときに、内臓を取らなくても食中毒が起きづらく、そのまま食べることが出来るのです。
食通の間では、さんまのはらわたと身を一緒に食べる食べ方が、一番美味しいと言われています。
はらわた独特の旨味と苦みが、身と一緒に食べることで、よりさんまを美味しく感じさせてくれるのです。
また、内臓には、ビタミンAやビタミンB・鉄分などを多く含み、特にビタミンAである「レチノール」は、化粧品にも使われているほど「美肌効果」に最適な栄養素です。
女性であれば、積極的に取り入れたい栄養素ですよね。
内臓には苦みがありますので、好き嫌いがはっきり分かれる部分です。
もし苦手な場合、はらわたを取り除いて、骨と一緒にお皿の隅によけておくのは、マナー違反ではありませんので、安心してくださいね。
最後に
さんまがどこまで食べれるのかと栄養について説明しました。
いかがでしたか?
確かにさんまは残すところなく、すべて食べられるものだということが分かりました。
調理法によっては、圧力鍋などで煮れば頭も骨も丸ごと食べることが出来ます。
ですが塩焼きの場合は、頭や中骨まで、無理して食べなくてもよさそうです。
もちろん、お好きな方は別ですよ。
身だけ食べても、丸ごと食べても美味しいさんま。
この秋は、皆さんもぜひ、旬のさんまを堪能してみてくださいね。
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