最近、「私、あんまり食事に対して興味がないんだよね」と言っている人、ちらほらと見かけるようになりました。
TVではグルメ番組が今も昔も特集されていて、お取り寄せグルメなんてものも人気があるというのに、一方では食事そのものにこだわりがない人が増えているように思います。
食事は生きるためにとても重要な行為です。
そのうえ、美味しいものを食べるということは楽しいことだと思っていたのですが、そう感じない人たちも結構いるようです。
そこで、なぜ食事に興味がないの?ってことで食に興味がない人の心理や、興味を持つ方法を紹介していきます。
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目次
食に興味がない人の心理とは?!
食に興味がない人のなかでも様々な理由がある!
食べることに興味のない人たちに聞くと、
- 「食べるのが面倒くさい」
- 「何かを食べたいと思わない」
- 「食べ物にお金をかけるなら、他のものにかけたい」
- 「何を食べても、あまり美味しいと思わない」
という意見が多いそうです。
「食に興味がない」と一言で言っても、実際はいろんな理由があるんですね。
いまから、これらの心理を一つ一つ探っていきますね。
食べるの面倒くさい人の心理って?
食べるのが面倒くさい人は、
- 「時間がもったいない、そんなことより他のことをしたい」という人、
- 「食べるという作業が、面倒で苦痛」という人
がこのタイプになります。
何か他のことに夢中になって「食事の時間が惜しい」というのは何となく理解できます。
でも、食べるという作業が面倒・苦痛というのは、何か食事に関して嫌な思いをしたことがある人なのではないかと思ってしまいます。
例えば、
- 毎食、とても厳しく怒られていた
- 一人で食事することが多かった
とか食事にまつわる、いいイメージがないためかも。
でも、食べるってもっと楽しいことのはず…。
こんな理由で興味がない人は、食べる楽しさを知ることが大事かもしれません。
何かを食べたいと思わない人の胸のうちは…
何かを食べたいと思わない人は「とりあえず空腹がなくなればいい」と思っている人が多いようです。
料理に対してあまり欲求がないので、特に何を食べても一緒と思う人がこのタイプにあたります。
こだわりがないので、「インスタントやコンビニ弁当でもべつにいい」と思ってしまい、何だったら毎日同じメニューでも大丈夫なんだそうです。
私の勝手なイメージですが、何となく男性に多そうな気がします(笑)
食事より他の物にお金をかけたいと思っている人は?
食事にお金をかけるなら他のものにかけたいと思っている人は、そもそも価値観が違います。
自分にとって食事よりも魅力を感じるものがある人がこのタイプで、優先順位が他の人と違うのでしょう。
まあ、人生では食を忘れるくらい「お金や時間を一つのことに集中したい!」って時期があることもあります。
でも、この時期が長く続くのは、私個人的にはあまり良くないような気がします。
食って自分たちの身体を作る大切なものなので。
何を食べても美味しいと思わない人は…
何を食べても美味しいと思わない人は、食生活が満たされている傾向にあるようです。
昔からいろいろなものを食べてきていたり、好き嫌いが多く、好きなものだけを食べていた人が、このタイプに多いようです。
こういうタイプの好き嫌いって食わず嫌いも多いように思います。
味わってみて嫌いであったら別にいいのですが、味わう前から嫌いになるのって人生の損失(笑)のように私は思うのですが。
美味しい食べ物かどうかを味あわずに判断しているのってもったいないような…。
全てがこの原因だとは言い切れませんが、だいたいこのようなことが原因になっているようです。
食に興味を持つには?!その方法!
では、食に興味がない人が、食に対して興味をもつようになるには、どうしたらいいのでしょう?
そんな食に興味がない人が少しでも興味を持ってもらえるような工夫を紹介していきますね。
食事の楽しさを知る
食事が楽しいものだと思うことができれば、食事に対してのイメージも変わり、少しずつ興味が沸いてくるかも。
仲の良い友人と一緒に食事をしたり、色んなものを入れて楽しむたこ焼きパーティーをしたりと、食事自体を楽しいものに変えていくのです。
例えば
- 「闇鍋みたいに鍋にいろいろと入れてみる」
- 「ホットプレートで作りながら食べる」
- 「たこ焼きの具材を変わり種にする」
友人と一緒であれば、これもまた話のネタになりますし、会話も盛り上がります。
そうすることで、『食事=楽しいもの』というイメージに切り替わって、興味も沸く可能性があがります。
空腹の時間をしっかり作る
コンビニやファーストフードなど、どこにいても食べ物がすぐに手に入ってしまうこの時代。
なんでもすぐに食べれてしまうことで、本当の空腹を経験したことのない人が多いです。
食に興味を持つためには、あえて空腹の時間を作ることもいいかと思います。
とある自治体で、こんな体験をしたことがあったようです。
子供たちを集めてキャンプをしました。
それぞれ数名のグループに分けて、野外活動をします。
一泊二日で食事は4回ありますが、全て自炊をしてもらいます。
各グループに4回分の食材をまとめて渡していましたが、実は、人数分よりほんの少し少なめの量にしてありました。
いざ、自炊の時間になると、子供たちの中には 好き嫌いで食材を残したり、無駄な使い方をしていたりと、明らかに4回分の食材が足りなくなってしまいました。
もちろん、追加の食材はありませんから食材がなくなってしまったグループは、嫌いな食べ物しか残っておらず、お腹が空き過ぎてしまった子供たちは嫌いな食べ物を食べることになったそうです。
ところが、あまりの空腹に、今まで嫌いだった食べ物を美味しいと思うようになり、その子供たちは好き嫌いがなくなり、食事の大切さと食材の大切さを実感したそうです。
人間、本当にお腹が空くと、食べ物に対しての執着が生まれて食べることの大切さがわかるということです。
空腹時の食欲は本能なので、本能を利用する感じですね。
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食事の環境を変えてみる
いつもの食事と違った、特別な雰囲気を作ってみるのも良い方法です。
例えば、
- 照明をキャンドルにしてみる
- 食器にこだわってみる
とか。
いつもと違う特別感があれば、料理以外のものとの相乗効果で興味が沸くかもしれません。
火事には注意ですが、キャンドルの炎ってムーディでありつつもなぜか落ち着きますよ。不思議ですね。
インテリアに興味のある人であればテーブルコーディネートにこだわってみたり、トレンドに関心のある人にはブランドの食器を使ってみるなどです。
食事以外のものと合わせれば、食事だけにならず関心をもつことができやすくなります。
上で紹介した友人と楽しく食事したりすることも含めて、食事ってその場の雰囲気がとても大事ですよ。
料理が出来る過程を知る
そもそも食に興味のない人は、食材や調理方法にも興味がない場合が多いです。
子供であれば、野菜が作られるところや料理をするところを見せたり体験させることで、興味を持たせることが出来ます。
野菜の収穫などは「自分が取ってきた!」という気持ちになり、また、一緒に作ることで「がんばって作った!」というふうに感じるので、食事に対しての気持ちが変わってくるものです。
大人になるとなかなか体験は出来ないかもしれませんが、もし機会があれば農業体験や果物狩りなど、参加してみるのもいいかと思います。
最後に
食に興味がない人の心理と興味を持つ方法を解説しました。
別に食に興味がないことが、悪いこととは思いません。
ただ、もし、食べることに楽しみを覚えることができたら、少しだけ幸せな気持ちになるように思います。
食べること。
ただそれだけではなく、それにまつわる色々なことも含めて食事を楽しんでほしいと思います。
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