ロードレースに興味があるけど、まだまだどんな種類があるのかわからないって人もいると思います。
ロードレースは大きく分けると、一日で勝敗が決するワンディレースと何日も連続で走り、総合タイムやポイントで争うツアーレースがあります。
そこでロードレースの種類を説明して、ワンデーレースやツアーレースの特徴などを解説していきます。
この記事を読むと各ロードレースの楽しみ方がわかるようになりますよ。
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目次
ロードレースの種類や代表的なレースは?
冒頭でも書きましたが、ロードレースはワンデーレースとツアーレースにわけることができます。
ワンディレースは
- ロンドバンフランデレン
- ミラノサンレモ
に代表されるクラシックレースと言われるレースが一番人気です。
ツアーレースは
- ツールドフランス
- ブエルタアエスパーニャ
- ジロデイタリア
がグランツール(日本では三大ツール)として最も有名です。
ワンディレースとグランツールはそれぞれに展開や戦略が違い、見どころも変わってきます。
ロードレースのワンデーレースとは?
ワンディレースは週末の1日、単発のレースを戦います。
300キロ近いコースを走り、残り50キロ程度から大きく展開します。
ワンディレースはその1レースに全力を傾けるため、ダイナミックな展開が多く、終盤になるとアタックが頻繁に掛かり非常にエキサイティングなレースとなる事が多いのが特徴です。
時にはアシストをも置き去りにしてエースが50キロ近い距離を一人逃げしてそのままゴールするなど、マンパワーの圧倒的な勝利が楽しめるのがワンディレース観戦の醍醐味(だいごみ)と言えます。
伝統があり、人気も高いワンディレースはクラシックと呼ばれ、選手によってはクラシックレースに照準を絞り優勝を狙う「クラシックハンター」と呼ばれる選手もいます。
春先に始まる「ミラノ〜サンレモ」は春のクラシック、その後ベルギーの「ロンドバンフランデレン」はクラシックの王様、「パリ〜ルーベ」は長い石畳を長い距離走るなど過酷なレースとなるため北の地獄などと呼ばれています。
それ以外にも「リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(最古参)」、「ジロディロンバルディア(落ち葉のクラシック)」が有名です。
これらは記念碑レベルと称してクラシックの中の「モニュメント」と呼ばれています。
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ロードレースのグランツール(ツアーレース)とは?
次にツアーレースについて解説していきます。
ツアーレースとは?
ツアーレースは
- 15〜23日以内。
- 総距離は3500㎞以内。
- 日程の途中に2回の休憩を挟む事。
- 1回目の休憩は8日以降に設定する事。
となっています。
とにかく過酷(かこく)な設定なんですね。
それゆえ、グランツールは
- 世界最大のロードレース(ツールドフランス)
- 世界最高のロードレース(ジロデイタリア)
などと呼ばれています。
最も有名で人気が高いのはツールドフランスです。期間中は10億人が観戦するそうです。
ただ、過酷(かこく)さで言えば、山岳ステージが過酷な設定のジロデイタリアの方が上と考える人も多いようです。
そのため世界最大のツールドフランス、世界最高のジロデイタリアと区別されています。
グランツールは戦略を見るのが面白い!
グランツールは23日もの日程を走りきる必要があるため、ワンディレースの派手さ、ダイナミックさは欠けますが、チーム戦略によりる駆け引きが観戦者を魅了します。
基本はチームのエースをいかに総合順位(タイム差で決まる)をアップさせるか、そしてもちろん最終的に優勝させるかを念頭に戦略を組みます。
例えば、Aチームのエースは現状総合1位、セカンドエースは大きく順位を落としてしまっている。Bチームはエースが総合2位とセカンドエースが5位で、5位と1位のタイム差が僅差だったとしましょう。
普通なら1位の選手が優位に思えますが、Bチームが積極的に集団を引き上げ、エースもセカンドエースもいつでも飛び出せる状態を作ります。
その状態でBチームのエース、セカンドエースが後半に頻繁に仕掛けてきます。
Aチームはどちらの仕掛けにも対応しなければならなくなります。
その点BチームはAチームのエースさえおさえてしまえば済みますね。
これはほんの一例であり、多種多様な状況、チームの得意分野などによりあらゆる戦略が交錯するのがツアーレースの醍醐味です。
最後に
ロードレースの種類とその楽しみ方について解説しました。
- ワンデーレース
- ツアーレース(グランツール)
の2種類にわかれ、それぞれ醍醐味(だいごみ)があるということでした。
私個人はマンパワーが爆発するワンディレースが好きです。
皆さんもあらゆるレースを観戦して自分の好きなレース、コースを探してみてはいかがでしょうか。
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