ロードレース観戦初心者に特徴やルール見どころなどを解説するよ!

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ロードレース観戦初心者へレースの楽しみ方を解説

ここ最近の自転車ブームによりロードバイクがより身近になる中、ロードレースに興味、関心を持つ人もかなり増えてきていますね。

そんな中、弱虫ペダルやロードレースのテレビ配信なども手伝って、観戦する楽しさに目覚めた人も多いようです。

地味なイメージが先行しやすいロードレースは、実はとても戦略的で、エキサイティングなスポーツであることを知っていただきたいと思います。

そこでロードレース観戦初心者にむけて、レース観戦について解説していきますね。

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 ロードレース観戦初心者のために特徴を解説します!

ロードレースの種類は?

サイクルロードレースは大きく2つに分かれます。

  • ツアーレース
  • ワンデーレース

の2つの種類です。

 

ツアーレースとは?

ツアーレース(またはステージレースという)は数日間で争われるレースのことです。

ツアーレースは数日間毎日違うコースを走り、コースごとの優勝と全日程の総合優勝を争います。

注目のツアーレースは3つあります。

  • フランスのツールドフランス
  • スペインのブエルタアエスパーニャ
  • イタリアのジロデイタリア

がそれに当たり、これらをグランツールと呼びます。(日本では3大ツールとも呼ばれています)

 

ワンデーレースとは?

ワンディレースは1日で勝負が決するレースのことです。

ワンデイレースは1日、1コースで勝負を決します。

ツアーレースと違い1日に集中出来るため、選手たちのよりダイナミックな走りが見られることも多いです。

なので、ロードレースマニアはむしろこちらが好きな人も多いように思います。

ロードレースのルールは団体で走るの?

ロードレースのルールは?団体で走っているけど?

ロードレースのチーム編成と選手の役割(ポジション)は?

ツアーもワンディも1チーム9名編成でレースが行われます。

基本これら9名は1名の「エース」と8名の「アシスト」というポジションに分けられます。

アシストの8人はたった1人のエースを優勝させる為にありとあらゆる戦略を立てます。

過去に同じチームの選手の1.2.3フィニッシュなんて事もありましたが、それは稀(まれ)な例です。

ほとんどの場合、エース以外の選手は途中で力つき、棄権したり、はるか後方でゴールします。

 

優勝の条件は初めにゴールを通過すること

マラソンなどと同じようにとらえられるロードレースですが、チーム同士の駆け引きがあり、常に最高速で走るわけではないので、マラソンほどタイムは重要ではありません。

ツアーレースで言えばタイムは重要ですが、ゴールタイムと言うよりも、選手同士のタイム差が重要となります。

自分のチームのエースを一番にゴールに連れて行くために、各チーム戦略を立て、9人一丸となって戦うのがロードレースというスポーツなのです。

 

観戦初心者はロードレースならではの物もあることを理解!

ロードレースというスポーツならでは物もあるので、観戦初心者はこの部分も確認しておいた方がよりレースが楽しみやすくなります。

サポートカーがある!

ロードレースは300キロ近い距離を自転車1つで走るので、パンクやメカトラブル、落車によるバイクの故障などが発生します。

その際に、パンクしたからレースが終了、とならないように「サポートカー」という自動車が自転車選手の後を追いかけます。

サポートカーには自転車が積んであり、パンクした際は自転車ごと替えてまた走り出します。

パンクの場合は止まらざるを得ませんが、ちょっとのメカトラブルであれば、走っている自転車に最接近し、走りながらメンテナンスすることさえあります。

 

全て自転車の上ですます

ロードレースは長いコースで6時間に及ぶ場合もあります。

そんな中、「さぁご飯の時間だ!」と言って、道端のレストランに入るわけにも行きませんし、サッカーのようなハーフタイムもありません。

それこそ、トイレに行く時間も無駄だと考える選手たちはそれらを自転車をこぎながらこなしてしまいます。

食事はサンドイッチやフルーツ、エナジーバーなど選手によって違いますが、補給地点でサコッシュという袋を受け取り、その中に入っているものを食べます。

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アシスト選手がいる

ロードレースで私が一番特殊だと思うのはエースとアシストというポジションがあることです。

アシストは、エースのスタミナを温存し一番でゴールさせるために、あらゆる「世話」を買って出ます。

 

・アシストは風除けをする

常にエースすぐ前を走り風除けになるのもアシストの仕事です。

風除けの事をドラフティングと言いますが、選手の後ろに付いて走ると、そのまま風を受けて走るときに比べ30%ほど負荷軽減出来ます。

 

・ドリンクの供給もする

プロロードレースでは最新のバイクが投入され、1ラムでも軽いバイクを!と技術が投じられています。

そんな中、エースにドリンクを持たせるなんて、もってのほかです。

500gも(笑)増えてしまうかもしれません。

そこで、エースがドリンクを欲した時には「アクア」などと指示を出してアシストからドリンクボトルを受け取り、飲んだら返します。

 

・自転車まで渡しちゃいます (笑)

エースがパンクやメカトラブルで止まらざるを得ない中、サポートカーの到着も少し遅れる、そんな時は自分の自転車を渡したり、自分のホイール(タイヤ)を渡しちゃいます。

その後、サポートカーを待ってアシストはレース復帰。

さぁ、ゆっくり走るか〜、なんて事はもちろん許されません。

復帰後フルダッシュでまたエースまで追い付き、またアシストするのです。

 

・エース級選手がアシストする

こんな過酷(かこく)なアシストポジションですが、平のアシストと、エースアシストとに分かれ、エースアシストはエース級の実力者である事も多々あります。

とある有名なエースアシストが、他チームにエースポジションで引き抜かれ、その元エースと元エースアシスト対決となった際、元エースアシスト選手が大差を付けて勝った例もありますよ。(コンディション等もあるので一概には言えませんが、観戦側は大いに盛り上がりました。)

レースを観る際はエース以外にもエースアシストに注目してみるのも面白いかもしれません。

上の例のように今後別のチームでエースとして活躍するかもしれませんしね。

 

最後に

ロードレース観戦初心者にレースの特徴などについて解説しました。

詳しいレースの決まりごとや各レースの見どころなど話せばキリがないロードレースですが、私自身の好きな部分を中心に書かせていただきました。

これを読んで興味を持った方はぜひ一度レースを見てみてくださいね。

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