クリスマスツリーの飾りを見ると、何だかよくわからない玉のような物がぶら下がっています。
他の飾りの星や天使などは何となく見た目からわかります。
でも、このぶら下がっている玉は「何だ?この玉?」ってお思いではないでしょうか。
このクリスマスツリーにぶら下がっている玉の名前や意味について紹介していきます。
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クリスマスの飾りの玉の名前は?
この玉の名前はドイツ名で『クーゲル』と言います。
ドイツでは『球』のことを表す言葉でもあります。
なぜドイツ語読みをするかと言うと、クリスマスツリーを飾る習慣はドイツからはじまったからです。
この玉、クーゲルはドイツが生まれ故郷なので、ドイツ語読みなんです。
ちなみにアメリカでは『ボーブル』と呼ばれています。
ボーブルはクリスマスツリーに飾られた玉の意味の他に、小さくて派手なアクセサリーの意味も持つそうです。
ボーブルの語源はクーゲルかもしれませんね。クーゲルとゴロがよく似ていますもんね。
ボーブルでは小さな派手なアクセサリーの意味を持つって言うのがおもしろいです。
キラキラした飾りから意味づけられたのかなぁなんて想像するとおもしろいですね。
またこの玉は『オーナメントボール』とも言われています。
単なるきれいな玉と思いきや、色んな呼び名がありますねぇ。
やるなぁ、この玉(笑)
クリスマスツリーの飾りの玉の意味は?
では、この玉、クーゲルはなぜクリスマスツリーにつられるんでしょうか。
この玉、クーゲルは、
リンゴ
を表しています。
アダムとイブがエデンの園で食べたことで有名な知恵の樹の実がモチーフになってます。
その知恵の樹の実なんですが、欧米ではリンゴというイメージが定着しています。
だから、リンゴをクリスマスツリーに飾るようになりました。
クラシカルな雰囲気のクリスマスツリーにはリンゴが飾られているのを見た方もいるかもしれません。
そのリンゴから簡略化されて、徐々に球大のクーゲルに変わっていったようです。
この玉、クーゲルは19世紀以降のアメリカで大量生産されるようになって、ポピュラーなクリスマス飾りになったと言われています。
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クリスマスツリーの飾りの色の意味は?
クリスマスツリーに飾られるクーゲル(オーナメントボール)は、様々な色がついていることが多いです。
もともとリンゴをモチーフにされたので、赤色も多いのですが、金色など様々な色のクーゲルがあります。
その色にも意味があるので、解説していきますね。
1.赤色は?
キリストの愛と寛大さを表していると言われています。
十字架で流したキリストの血を表しています。
全ての人の罪をかぶった(贖罪)キリストの血の色です。
そこからキリストの愛と寛大さを表した色と言われています。
キリスト教のシンボルカラーでもあります。
2.緑
永遠の命を表しています。
真冬でも枯れず、緑を絶やさない常緑樹(モミの木やヒイラギ)からきています。
力強さや希望を表す色でもあります。
3.白
純白、純潔を表しています。
雪の色を表しているとも、キリストが流した血が清められた色とも言われています。
聖なる意味を表すとともに、春を待つ大地の白を表現しています。
4.金・銀
高貴さ、気高さを表しています。
キリスト誕生時に東の空に輝いたベツレムの星の輝きを表現しています。
また、クーゲルは最近ではクリスマスツリーにつるして飾るだけでなく、カラフルなクーゲル(玉)達を天井から何個もつるしたりしています。
また、棚に置いたり、コップの中、お皿の上などに並べて飾ったりしています。
クリスマス時期にデパートなどのディスプレイを見てみると、飾られています。
カラフルなクーゲルをお家にも飾って、クリスマス気分を盛り上げたらどうでしょうか。
その際、上で紹介した意味なども考えなら飾ると楽しいかもしれませんね。
最後に
クリスマスツリーに飾られている「何だこの玉は?」は、クーゲル(オーナメントボール)という名前でした。
リンゴを表していたんですね。
色にも様々に意味があるとは・・・。
何となく見ていたので驚きですね。
クリスマスツリーも奥が深いです。
何だこの玉って思っていたクーゲル。
この玉、クーゲルを街中で見たり、お家でも飾ったりして、クリスマス気分を盛り上げていってくださいね。
ちなみに、クリスマスツリーについている他の飾りにも意味があります。詳しくは下の記事を参考にしてくださいね。
クリスマスツリーの飾りつけの名前や意味は?星やキラキラ達って何?
クリスマスツリーはなぜ飾る?もみの木はどうして?由来を解説するよ!
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