小学生ぐらいのお子さんは、文章を書く事が苦手な子も多いかもしれません。
学校の宿題では、作文を書く事もあるのではないでしょうか。
夏休みになると自由研究で、読書感想文を書いたり絵日を書いたりした事を思い出します。
文章を書くのが苦手な子にとっては作文などの課題は何よりも嫌に感じるかもしれません。
私も以前は文章を書くのが苦手だったのでその気持ちがすごく分かります。
小学生って何かと作文を書く機会が多く、文章力が必要になる時もあると思います。
そこで小学生が作文力がない原因や文章力をトレーニングしていく方法を紹介していきます。
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目次
小学生に作文力がない原因から解決策を探ってみる
文章力がないという事には、何か原因があるはずです。
- 作文の目的がわからない
- 言葉を知らない
- 伝えたいと思わない
- 経験が足りない
といった原因が考えられます。
まずは、その原因から解決策も提案していきますね。
作文の目的がわからない
作文の書く目的がわからないなんて小学生もいます。
作文はどうやって書くのか、何を目的として書くものなのかを教えてあげましょう。
作文は実際に起こった事だけでなく、その時の自分の感情や誰かに伝えたい事を書くものです。
それがわからなければ、「いきなり書いて下さい」と言われても書く事はできないかもしれません。
言葉を知らない
言葉を知らないと文章を書くことは、大人でも難しいと思います。
語彙力(ごいりょく)があると、単調になりがちな感情などを言い変えたり、具体的な内容や名前を書く力があると、臨場感を出す事ができます。
知らない言葉や表現があったときに、国語辞典で調べて覚えるという習慣をつけてあげる事で言葉の幅が増えていくことでしょう。
ただ、作文が苦手な子供でしたら、国語辞典でひくのも嫌に感じるかもしれません。
なので、知らない言葉を知った時の楽しさや便利さなども伝えつつ、あわてず少しずつ習慣化するようにアプローチしてみてくださいね。
他には、語彙力を強化するドリルなどを活用するのも良いでしょう。
お子さんが興味を持って取り組めるようものを選んであげてくださいね。
伝えたいと思わない
誰かに伝えたいという思い、気持ちがないから作文が書けないのかもしれません。
自分が何を思ってどう伝えたいのか普段から習慣づけてあげるといいでしょう。
本やテレビを見た後などに感想を聞いてみたらいいですよ。
好きなアニメや漫画の感想でも全然オッケーですよ。
大事なのは、誰かに何かを伝えようとする気持ちをはぐくむことです。
経験が足りない
「何事も経験から」です
文章を書くという経験が少なければ、苦手意識を持ってしまっても無理はありません。
普段から、思った事を書き留める習慣をつけると良いでしょう。
最初はメモ書き程度で構わないので、とにかく書くという経験を積んでもらうことが大事です。
作文以外で書いてみると、意外と文章が書くのが楽しく感じる子供も結構います。
「自分で書きたいから書く」という行為が増えると、自然と文章力を上達していきますよ。
小学生が文章をトレーニングする方法は?
先ほどは小学生が作文力がない原因から解決策を提案しました。
他にも小学生が作文を書くために必要なポイントがあります。
- 観察力や表現力を磨くこと
- 構成力も鍛えること
それらも解説していきますね。
作文力をあげるには観察力や表現力も大事!
表現力は、楽しいなどの感情を感じた時の状況を整理して、自分が感じた事を書き加える力。
観察力は、周囲の様子などを書き加える力(見たものや体験した事を言葉で表現する力)。
それらを向上させるには、日記を書いて自分が思った事を書くという習慣をつけてあげるのもいいです。
慣れてくると文章を書く事が楽しくなってきて、好きになってくる子供いますよ。
最初は数行程度の日記で構いません。
書きたくなると、自然に文字数は増えていきます。
大事なのは習慣化させることです。
日記の内容についてポジティブな声かけをしたりして、子供をのせていってあげてください。
最初はうまくやってくれないかもしれませんが、めげずに声かけしてみてくださいね。
構成力も大切です!
構成力は文章や語句の順番を考える力です。
構成力があると、より読み手に伝わりやすい文章になります。
事実→考察→結論の順番で書くと分かりやすい文章になります。
といっても作文が苦手な小学生がいきなりやるのは難しいですよね。
とりあえずは慣れるために、3行程度の日記を書いたりするのもオススメです。
例えば、
今日は〇〇くんと遊びました。(事実)
〇〇君はゲームの知識があって話も面白いです。(考察)
だから、〇〇君とまた一緒に遊びたいです。(結論)
みたいな感じです。
今日あった出来事を書く
↓
その感想(考察)を書く。
↓
最後に伝えたいことのまとめも書く。
みたいな流れで書かれると、構成力もあがってきますよ。
最初は最後のまとめがうまくできず考察で終わってしまうかもしれませんが、少しずつ取り組まれたら上手になっていきますよ。
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小学生が作文力をあげるためのその他の方法も紹介します
今まで小学生が作文力や文章力をあげるための方法を数々紹介してきました。
その他の方法も多くあるので、紹介していきます。
これらから自分の子供に合いそうな方法をやってみてくださいね。
書いたものを読み返す
特に小学生ぐらいの小さい子供であれば、書いた文章を読み返すという習慣がないという子も多いと思います。
私も小さい頃は、作文を書いてもほとんど読み返しをしたり、書いた文章を修正したりする事はありませんでした(笑)
小学生の子供も書いたものを読め返せるようになると、文章力が向上します。
かといって、最初からお子さんが自分で見直すことはは難しいでしょう。
なので、最初はお子さんが頑張って書いた文章を添削してあげるといいです。
ただ、添削するときは、単に間違いを指摘して子供が文章を書くのが嫌にならないように配慮もしてくださいね。
「見返すことでこんなに文章が良くなるんだよ」ってことを、わかってもらうために添削するんですよ。
読みたくない、書きたくない文章についても考えてみる
お子さんが読んだり書いたりしたくないというようなテーマの文章もあると思います。
例えば、内容が退屈だったり、自分のことばかりで独りよがりな文章だったり、誰かの悪口だったり。
ネガティブな内容は読みたくないし、なかなかそれを誰かに伝えたいと思わないかもしれません。
そんな読みたくないような内容についても自分の考えをまとめて書くということも取り組ませてみてください。
そうすると、文章力がかなり身についていきます。
ただ、これは子供が文章を書くのが嫌でなくなってから、取り組まれた方がいいかと思います。
文章を書く習慣がない小学生が取り組んだら、よけいに文章が書くのが嫌になってしまうかもしれません。
でも、文章が習慣化した小学生が取り組むと、多様な意見を知ることができるので一気に国語力をあげることができますよ。
作文力で大事な(もっと言うと人間として大事な)意見の幅を持つことができますよ。
普段の会話で理由を聞いてあげる
お子さんと会話をする時、「はい」か「いいえ」どちらかで答えられるような2択の会話ばかりをしていませんか?
単語だけの会話になっているという事もあるかもしれません。
それでは、お子さんがそう思った理由や自分の考えを伝えるという事が身につかなくなってしまいます。
例えば、お子さんが「おもちゃを買ってほしい」と言った時は、「どうして欲しいのか、どうして必要なのか」を聞いてみましょう。
お子さんが大人の納得出来るような意見を言えるようになったら、倫理的思考力が身についていると言えます。
頭ごなしに否定するのではなく、お子さんの意見をしっかり聞いて認めてあげる事も必要ですよ。
理由の良し悪しも大切ですが、『理由をちゃんと伝えられること』もかなり大事だからです。
最後に
小学生が作文力や文章力をあげるトレーニング方法について紹介しました。
作文は誰かに読んでもらうものという意識を持たせてあげることが大事です。
お子さんと交換日記をしてみるのも楽しいかもしれませんね。
お母さんとの交換日記なら文章を書く事に苦手意識を持っている子も気軽にできていいですよね。
だんだん、お子さんの文章力が上がっていくのがわかるかもしれませんよ。
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