北海道はおせちを食べないという噂があるようですが、実際はどうなんでしょう?
実はこの記事の筆者の私は北海道民です。
みなさんどう思われますか(笑)?
そこで、北海道っておせちを食べないかなど周りをリサーチしつつ疑問をまとめてみました。
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目次
北海道っておせちを食べないの?
北海道のおせちは…
結論から言いますと、北海道でもおせちは食べるかどうかは家庭によります。
実は、食べる家庭、食べない家庭がそれぞれあるんです(風習はあるけど、めんどくさいから食べないとかではなくて、風習としてです)。
そして、食べる家庭でも他の地域と変わった習慣で食べる家庭も多いよう。
食べる家庭で多いのは?
食べる家庭で多いのは、大晦日の夜におせちを食べること。
この大晦日に食べるのは、後で詳しく説明しますが、新年を祝うご馳走だからです。
もちろん北海道全ての人が大晦日に食べるのではなく、他の地域と同じようにお正月に食べる道民もいるようですが…。
まあ、北海道は広いですからねぇ。
そして、大晦日におせちを食べる場合でも、年越しそばも普通に大晦日に食べる場合も多いようですよ。
おせちに年越しそば、北海道の大晦日はごちそうですね(笑)
そもそも食べない家庭もある
おせちをそもそも食べないという家庭も北海道には結構あるようです。
お正月なのでごちそうはする家庭もありますが、お重に入れたりせずにおせちっていう感じではない場合も多いよう(大晦日に食べる場合もお重に入れたりしない場合もあるみたい)。
北海道はもともと開拓して開いた土地も多いと思います。
そのためなのか風習にうるさくない風土のようです。
また、男女問わずに新しいものも好きなよう。
北海道ってどこかしら、おおらかな雰囲気があるのは、こんな古いことにこだわらない県(道)民性もあるのでしょう。
北海道の開拓精神って、今も残っているって感じがします(笑)
北海道で大晦日におせちを食べるのはなぜ?
北海道で大晦日におせちを食べる理由
北海道で大晦日におせちを食べるのは、「年取り」の宴会説からきているとも言われます。
大晦日に晩からおせち料理を食べ始めることを「年取り膳」と呼ぶそうです。
「年取り」はかつての日本で旧暦は用いられていたことの名残。
昔の習慣では日没によって、次の日の1日が始まるとされていました。
つまり、12月31日に日が暮れてから、正月が始まることになります。
この季節でしたら、夕方には暗くなり、18時くらいにはもう夜という感じにもなっているでしょう。
なので、もうそこからお正月なんですね。
新年を迎える「年取り」の儀式が始まって、旧暦ではすでに正月なってるので、おせちを食べても問題ないということです。
こんな習慣が北海道には残っているのでしょう。
ちなみに北海道だけでなく、青森や秋田など他の地域でも大晦日におせちを食べる習慣があるようです(雪深い地域が多いような気もします)。
この考え方からすると、もうすでに年が越しているのに、年越しそばも食べるのはおかしいような気がしますが、めでたいことなので、それはそれでいいことなのでしょうね(笑)
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こんな説もある
また、その他の説として、冬中に出稼ぎに行っていた男衆が大晦日には帰ってくるので、そんな稼いできてくれた男衆(夫や父、兄弟など)をねぎらう意味もあったそうです。
冬の農閑期に出稼ぎに行くのが普通だった時代もあったので、そんな名残があるのでしょう。
そういう意味でも雪深い土地にこの習慣が残っていることが多いような気がするのも、納得できるような。
年越しそばも大晦日に食べる家庭も多いのも、「お正月なのでごちそうしてあげよう」と言うねぎらいの意味もあるのでしょうね。
ちなみに筆者の家では…
筆者の私も祖父の家で大宴会に参加してましたね。
テーブルいっぱいにお料理やお酒、ジュースが並び、その中におせちもありました。
もちろん夜の12時に年越しそばも出てきて、それもいただきました。
当然ごちそうがいっぱいなので、残ったおせちなどは、正月の三が日なくなるまで、食卓に上ります。
残ったおせちだけでは、足りないのでは?と思われるかもしれません。
その辺は、お雑煮や煮物、焼き魚などの和食で補うのでお正月はかなり体重増加が…。
おせち料理とは本来、三が日に台所で火を使わないように食べるものですが、わが家では、ほぼ毎日台所に立っていましたね(笑)
最後に
北海道のお正月についてまとめてみました。
大晦日におせちを食べる家があったり、そもそもおせちを食べない家があったり様々でした。
今回道民の筆者も改めてまとめてみて、大晦日の大宴会には意味があったんだなぁって思いました。
他にも変わったお正月料理があるかもしれませんね。興味があったら調べてみるとおもしろいと思います。
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