
妊娠してから迎える夏、特に暑いと感じていませんか。
周りの方が平気そうにしているのに自分だけが汗だくになっていたり、毎年平気なのに妊娠した夏は夏バテ気味になってしまったり…。
そこで
- 妊婦が暑い理由
- 暑いけどエアコンってどうなの?
- エアコン以外の夏の暑さ対策
ということを解説していきます。
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目次
妊婦が暑い理由はなぜなの?
妊婦が「いつもより暑い」と感じるのにはいくつか理由があります。
妊娠初期の高温期
妊娠初期(〜15週)くらいまでは、ホルモンバランスの影響で高温期が続きます。
これは、女性の体が排卵が起きると体温が上がり、生理が始まると体温が下がることが影響しています。
妊娠すると、妊娠しやすい環境を維持するために、妊娠初期の頃は高温期が続きます。
もちろん個人差があるので、妊娠16週以降も高温期が続く妊婦の方もいらっしゃいますし、15週未満で体温が戻る方もいらっしゃいます。
この高温期を夏で迎える妊婦さんは、体温がいつもより高いため、いつもより暑い夏と感じることが多くなります。
皮下脂肪の変化
妊娠中期(16週〜)や後期(29週〜)にかけて、妊婦の方は皮下脂肪が自然と増えて来ます。
皮下脂肪は体温を下げにくくする役割があります。
赤ちゃんを守るためとは言え、お腹も大きくなるので動くのが大変な上、脂肪によって代謝があがり、汗をかきやすかったり、体温が下がりにくくなってしまいます。
ホルモンバランスのくずれ
妊娠すると、妊婦の方の不調でよくありがちですが、ホルモンバランスが乱れがちになります。
自律神経が乱れて体温調整が上手くいかなかったり、部分的に火照りを感じる妊婦の方もいらっしゃいます。
上半身は火照るのに下半身は冷える、といった症状は、このホルモンバランスの乱れが原因と考えられています。
妊婦で暑いけどエアコンってつけて大丈夫?
体を冷やすのがよくないと言われている妊婦さんでも、熱中症の不安を避けるためにエアコンは利用した方が望ましいです。
妊娠中に熱中症なんて、もっと身体に良くないですし辛すぎます。
かといって、ガンガンに冷やしてしまうと身体に良くないです。
エアコンの温度が28度ぐらいの適温で、送風が妊婦の方に当たらないように工夫して下さい。
涼しいのは快適ですが、タイマーや扇風機を利用してかけすぎないようにすることも大切です。
赤ちゃんがこれから部屋で過ごすことも考え、遮光カーテンに変えることも手だと思います。
遮光カーテンで日中の光をさえぎるだけでも、部屋が温まるのを防ぐこともできますし、赤ちゃんができたらお昼寝したりもすると思うので、遮光カーテンは何かと便利ですよ。
また、冷房をつけているときは、足先やお腹周りを暖かくすることを心がけましょう。
妊娠中はどうしても下半身が冷えやすいので、靴下や長ズボンを履くようにしたり、お腹は腹巻などで冷えから守ってあげてください。
冷房による体の冷えは、血行不良による体のむくみや、お腹の張りにもつながります。
妊婦の方は暑さ対策も必要ですが、エアコンを利用する際には体の冷えの対策もしっかりとする必要があります。
ついつい忘れがちですし妊娠中は動くのも大変だったりするので、リビングなどにひざ掛けや靴下などの冷え対策グッズを常備して置くことをおすすめします。
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妊婦は夏が暑い!エアコン以外の暑さ対策は?
エアコン以外に暑さに対して対策があるとしたら、自宅にいる場合でしたらシャワーを浴びるのが効果的です。
汗を流してサッパリすることができるので、個人的には1番おすすめです。
外出先でしたら、汗拭きシートを使うのもよいと思います。
普段使われない方でも妊娠すると驚くほど汗が出る方もいるので、ぜひお試し下さい。
保冷剤や冷却シートをおでこ等に使うのも効果的ですが、エアコンと同様に冷やしすぎにはお気をつけ下さい。
また、服装を変えるだけでも体感温度は変わります。
涼感インナーを利用したり、麻素材の服を着ることによって肌の体感温度は下がります。
涼感インナーは様々な会社から販売しているので、自分に合ったものが見つかるとよいですね。
最後に
妊婦の夏の暑さ対策について解説しました。
妊婦の方の夏は、つわりで苦しい時期もお腹の大きい時期も、つらくて大変ですよね。
私の知人が夏に出産予定日なのですが、会う人会う人に「暑い時期に大変ねー!」とねぎらいの言葉をいただくそうです。
暑すぎるのは体も大変ですが、気分的にイライラしないように、エアコンを上手に使ったり、上手に暑さ対策をしていきましょう。
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