子供を鬼で脅しするしつけってどう?お化けがでるぞ~って正しいの?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
鬼で脅すしつけってどう?

子供をしつける時や、言うことを聞かない時などに、鬼やお化けが来ると言って、言うことを聞かせようとしたことはありませんか?

鬼やお化けを使ったスマホのしつけアプリなんかもあるので、使ったことあるって人も多いと思います。

私自身はそのアプリは使用したことはありませんが、「鬼が来るよ」「お化けが来るよ」と子供に言ったことはあります。

その時は怖くてすぐに言うことを聞いてくれるので、親としては楽な言葉だとは思います。

でも、これって子供にとっては良いことなのでしょうか?

そこで、子供に鬼やお化けなど脅ししつけすることについて影響や効果について解説していきます。

スポンサーリンク

子供に鬼が来ると脅してするしつけの悪影響は?

子供を鬼やお化けで脅すしつけは悪影響もあります。

子供を鬼で脅すと真意が伝わりにく

鬼やお化けが来ると子供に言うと、一見言うことをすぐに聞いてくれているように感じます。

その一言で子供の態度がガラッと変わるのですが、実は子供は鬼やお化けが怖いからおとなしくなっただけとも言えます。

「なぜそうしなければならないのか?」という本意は伝わっていないことが多いです。

大切なのは「なぜだめなのか?」というなぜをちゃんと理解してもらうことが大事だと思います。

 

子供のトラウマになってしまうかも

そして、脅しのしつけは子供に恐怖心を植え付け、トラウマのようになってしまうかもしれません。

小さいころに受けた恐怖心などは、なかなか消えないとされています。

お化けの存在が怖くなり、一人で寝れなくなるなどの悪影響を及ぼす可能性もあります。

また、鬼やお化けが来ないことが分かると、ママは嘘をついていたなどと感じる子供もいるので、親子の信頼関係にも良くない影響を与えることになりかねません。

子供にお化けがでるぞとしつけすることって?

子供のしつけにお化けや鬼など脅しのしつけは効果はある?

脅しにしつけに一定の効果はある!

今まで、おどしのしつけの悪影響について解説してきました。

でも、確かに有無を言わせずダメと思わせるためには、鬼などの脅しのしつけも一定の効果があるのも事実です

鬼アプリなどの影響で鬼やお化けを使うとダメと思ってしまう人も多いかもしれませんが、

  • 「サッサと食べないとご飯片付けるよ!」
  • 「おもちゃを出しっぱなしにしていると、捨ててしまうよ!」

なんてことを言ったことがある親がほとんどだと思います。

これも広い意味で脅しのしつけとも言えます。

 

鬼やお化けのしつけは昔から行われていた

鬼アプリが話題になったためか、脅しのしつけは良くないという意見も多くなっています。

でも、鬼やお化けのしつけは昔から行われてきてます。

危険なことであったり、大切なものがある場所であったりしたときに、昔の人たちは脅しのしつけを行ってきました。

例えば、「暗くなるとお化けがでる」は「暗くなるといろんな犯罪に巻き込まれやすいから家に帰ろう」ということを子供に有無を言わせず伝えています。

このお化けのしつけは昔からあるしつけですが、そんなにトラウマだらけの人間ばかりなんでしょうか(笑)

よくアニメやドラマのワンシーンがトラウマになっているなんて話もありますが、それはしつけとは別の話です。

大人で鬼やお化けがトラウマになっている人ってどれくらいいるのでしょう(笑)

 

私も小さい頃に夜になると木のお化けがでるとしつけされましたが、今は信じてませんしね。

トラウマになるのであれば、ナマハゲとかどうなるんでしょう?って感じですしね。

節分の豆まきもどうなんでしょうって話です(笑)

 

成長のために恐怖が必要という意見も

成長のためには恐怖も必要という意見もあります。

アメリカのある実験によれば、幼児期に恐怖を知っていた子供たちと、恐怖を知らなかった子供たちでは、恐怖を知らなかった子供たちの方が犯罪発生率が高かったとか。

(しかしすごい実験しますね(笑))

でも、確かに恐れることは畏(おそ)れることにもつながり、畏れは自然を敬う気持ちでもあります。

その畏れの気持ちは、物や人を大切にする気持ちにもつながります。

例えば、動物や植物にたたられたくないから、動物や植物を大切にしようと思います。

他には幽霊にたたれたくないから、人にひどいことをしないようにするものです。

スポンサーリンク

結局大切なのは…

結局大切なのは親の気持ちや姿勢だと思います。

その脅しのしつけの影響を考えた上での行動が大事です。

悪影響も考えると、私個人的には基本的に脅しのしつけはしない方がいいとは思います。

 

でも、危険なこととか、絶対守らなければいけないことを有無を言わせずしつけをするのは、脅しのしつけは効果大です。

子供って親の注目を引きたいからなのか、危ないことをやりたがりますからねぇ(笑)

私も子供が本当に危険なことをしたときは、「大ケガするぞ!」とかなり叱っています。

この場合は理由もちゃんと言っていますが、かなり叱っているので、脅しのしつけになっていると思います。

もしあまりに子供が聞いてくれなかったら、鬼や仮面ライダーの怪人などにしつけをお願いするかもしれません(笑)

危険なことに対しては、有無を言わせずわかって欲しいからです。

 

しつけの内容に重要度や脅しのしつけの悪影響を知った上で、各親が判断して使えばいいのだと思います。

どんなしつけをするにしても、親のフォロー次第ではないでしょうか。

脅しのしつけをして短期的にその場がおさまったらいいだけでやっているのでは、子供がかわいそうです。

親は子供を導いてあげる存在なので、長期的な目線でいろいろ子供にしつけしていくことが大事ですよ。

 

最後に

子供を鬼やお化けなどの脅しでしつけすることについて解説しました。

鬼アプリが批判されたためか、脅しのしつけが全部ダメみたいな意見も多く見ました。

でも、こんなふうに0か1で物事を判断するのは、私個人的にはあまり良くないと思います。

そんなに世の中、正義か悪かで割り切れないものばかりです。

ただでさえグローバルで多様な社会になりつつあります。

こんなふうに世の中には割り切れないものがあるっていうことも、親が理解していくことで子供にも伝わっていくと思いますよ。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

 

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*