この記事をご覧になった方は、行政書士に興味がある方だと思います。
行政書士は法律系の資格としては、まず頭に思い浮かぶ資格だと思います。
また、行政書士をテーマにしたマンガをみて興味を持った方もいらっしゃるかもしれません。
もっとも、行政書士になりたい!と興味を持ち始めた方でも、
- 行政書士の仕事って楽しいの?
- 実際にどのような仕事なの?大変?
- 行政書士の魅力って何だろう?
などを考えている人が多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、行政書士のお仕事について、ご紹介できればと思います。
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目次
行政書士って楽しい?業務内容と魅力は?
行政書士は取り扱うことができる書類は膨大
行政書士の業務は多岐にわたります。
皆さんがすぐに思いつくのは、許認可申請等、公官庁向けの書類の作成・提出の代行業務だと思います。
行政書士が取り扱うことができる書類は約10000種類と言われ、自分の活動次第で、専門性を持った業務を作っていくことが可能な点が大きな魅力といえるでしょう。
努力次第でいろんな可能性が
また、特に近年では、単なる書類申請等の業務だけでなく、個人や法人の顧客に対して、法律的な観点(予防法務を含む)も交えた経営コンサルタント的な業務も増えてきているようです。
この記事をご覧になっている方で、成年後見や相続・遺言など、高齢者に関する業務に興味のある方もいらっしゃることと思います。
開業して営業努力次第で、そのような業務にも携わることが可能です。
このように、行政書士の魅力は、様々な専門性のある業務に携わることができる(法律だけにとどまらない)ことではないでしょうか。
他の法律の資格よりも短時間で取得できる
また、行政書士の上位資格となる弁護士や司法書士には、司法試験や司法書士試験など難易度の高い試験に合格する必要があります。
そのため、勉強期間が長期化する可能性が高いです。
そのため、司法試験等と比べると学習時間が短く資格を得ることができる点も魅力となるでしょう。
行政書士試験も合格率は低く(10%前後)、決して簡単な試験ではありません。
でも、受験資格不問のため、実際には勉強しないで試験に臨む記念受験の人もいると考えられますので、実質の合格率はもっと高いと思われます。
ですので、きちんと計画性をもって勉強すればかなり高い確率で取得できることがこの資格の魅力といえます。
行政書士の大変なところは?
大変な部分は収入
行政書士の大変なところは、何より、収入が安定しないことでしょう。
行政書士は起業するのと同じですから、自分で顧客を獲得して売り上げにつなげていく必要があります。
特に開業当初は以前からのつてなどがない限り、営業をして顧客を増やしていかなければなりません。
自分の生活費を捻出するために、行政書士と兼業でサラリーマンやアルバイトなどをする人もいます。
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開業することは起業と同じ
行政書士として開業することは起業・独立と同じです。
なので、基本的には何でも自分で判断・行動しなければならない結果として責任も自分に全て帰ってくる点も大変なところだといいます。
そのため、
- アドバイスをしてくれる同業の同期・先輩を見つける
- 書類申請などに関して役所に問い合わせる
などして、失敗がないよう注意していく必要があるでしょう。
他の法律の資格と兼ね合いも大変
また、法律が関係する業務については、隣接する資格に関する法律である、弁護士法や司法書士法で無資格者が業として行うことを禁止しているものもあります(例えば、登記申請)。
そのような法律に抵触しないよう注意する必要があります。
最後に
行政書士の業務について、魅力と大変さをまとめると、、、
- 業務は多岐にわたるので、自分のやりたい業務を開拓していくことが可能
- 起業や独立と同じなので、自分の行動が全て結果に帰ってくる(よい意味でも悪い意味でも)
ということでした。
行政書士になりたい人は、
- 自分がどのようにして収益を作っていくのか
- 自分がどの分野に携わっていきたいのか
ということを考慮した上で、開業することが大切だということになります。
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