天狗の由来は?何者なの?その起源にせまる!

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天狗って何者?

あなたは天狗って何者だと思いますか?

妖怪?

山伏?

神様?

天狗にはいろんなイメージがあると思います。

そこで天狗って何者かについて、由来を解説していきます。

あわせて天狗の能力についても説明していきますね。

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天狗の由来は?何者なの?

まず、そもそも天狗とはどこから来た話なのか、というところから説明していきますね。

天狗の発祥は?

天狗の発祥は古代中国です。

古代中国の人たちは何を見て天狗だと思ったのでしょうか?

実は、天狗は流れ星だったのです。

古代の人たちは、今のように夜空に奥行きがあってどこまでも続くものだとは思っていませんでした。

例えば家の天井のような、2次元的に平らなものだと思っていました。

歴史の授業で習った天動説ですね。

夜空という巨大な板に、光る星がくっついているものとして眺めていましたので、その星が流れるということがとても不気味だったようです。

そこで、流れ星をみて「あれは天翔ける狗(あまかけるいぬ)=天狗が走って行ったのだ」と言ったといいます。

 

「え?いぬ?」と思われたかもしれません。

そう、『狗』とは『犬』のことなのです。

今でも中国では、いぬのことを狗と犬の2種類の言葉で言います。

今の使い方は狗が小型犬もしくは自分の家の犬に対する言い方で、犬は学問的にいうときの言い方です。

ただし、当時の狗の意味は少し違ったようで、獣一般を指して言ったといわれています。

なので、流れ星についてはキツネを指していたという説もあります。

 

日本では天狗はどうなったの?

その後、日本では中国から仏教が伝来するとともに、中国のいろいろな伝承も入ってきました。

その中に天狗伝承もあったようです。

日本では日本書紀に初めて天狗が登場します。

人々が流れ星をみて騒いでいるときに、中国から帰ってきた僧侶が「流れ星ではなく天狗」と言ったそうです。

しかし日本では天狗は流れ星ではなく、山にいる妖怪のようなものとして語り継がれるようになっていきます。

仏教などの様々な文化とともに伝わったために、修行僧(山伏)のような姿に変わってしまったのかもしれません。

もしくは日本独自にどんどんアレンジしたのかもしれません。

当時の人達でないと正確にわかりませんが、天狗はなぜか山にいる妖怪のようなイメージになったようです。

 

もともと日本は自然信仰であることも混ざり合った?

もともと自然信仰の日本では、八百万の神様がいて山にも神様がいました。

そのため山は通常は立ち入り禁止だったのですが、仏教の中の密教という分派が山で修行するようになります。

修験道ともいいます。

彼らは山伏と呼ばれ、山でいろいろな修行をするのを常とする修験者でした。

そしてその修験者の中には、過酷な修行の末に神通力(超能力のようなもの)を会得するものが現れました。

この神通力を会得した修験者の中に、増上慢(まだ悟っていないのに悟ったとしておごり高ぶること)になるものがおり、彼らのことを他の僧たちが、天狗道に堕ちた外道だとしました。

天狗道とは、六道(仏教でいう6つの世界、天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道をいう)からはずれたものでその世界におちたものを天狗といい、蔑視していたようです。

この場合の天狗とは、天(神)は狗(いぬ=いない)として増上慢になった僧がこの世界におちるとされています。

 

こんな人も天狗の起源と言われてる

そして、日本書紀に出てくる猿田彦命(さるたひこのみこと)が山の神とされたことからもきているとされています。

この猿田彦命は国津神ですが、山の地理にたけていたとされ天津神が日本を統一する際に道案内をしました。

長身で鼻が異様に大きかったと言われています。

いわゆる一般的な天狗の風貌は、この猿田彦命の風貌と山伏の姿が合わさったものと考えられます。

 

他には天狗の正体は外国人という説もあります。

日本に漂流して流れついて山奥で過ごしたなんて説もあります。

西洋人を見慣れていない当時の日本人は、妖怪のようにあつかってしまったのかもしれません。

 

こんなふうに時を経ていろんな文化や人などが合わさって、今の天狗の姿になったようです。

天狗の由来は?

天狗の能力は?

天狗は山に精通した者のため、山に入る人間に様々な嫌がらせをします。

たとえば手にもつ扇子で突風を起こし人間を吹き飛ばしたり、土砂崩れをおこし先へ進めないようにしたりします。

また瞬間移動で人を驚かしたり、小石を降らせたりします。

ただこれは、悪意のあるものが山に入るのを阻止するためだとの説もあります。

また、迷子になった人間を里山まで道案内をするなど、優しい一面も持っているようです。

 

また一番の権力を持つ天狗を大天狗又はカラス天狗とし、手下は小天狗などと呼んだりもします。

家族も持っているようで女天狗もいます。

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今も伝わる天狗

地域によっては天狗を神様として奉っている神社もありますが、おおむね天狗は現代社会では妖怪化しています。

ましてや和風RPGなどのゲームでは、必ず登場するお決まりキャラになってしまいました。

(それもラスボスではなく、中ボスくらいの中途半端なキャラですが)

なので、天狗は神様でもあり、妖怪でもあり、仏道を外れた修験者でもあるのですね。

 

最後に

天狗に由来や能力について解説しました。

天狗はもともと流れ星のことだったんですね。

いつのまにか天狗は山に住んでいるイメージになったのは面白いです。

歴史の積み重ねって本当に面白いですね。

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