今や日本人の多くが使っていると言われる「スマートフォン」。
でも、本当に「使いこなしている」のかは疑問、という方も多いのではないのでしょうか。
そこで、スマートフォンを使いこなしていない人へ上手な使い方を解説していきます。
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なぜスマホを使いこなしていないと感じるのか
スマホを使いこなしていないと感じている人の多くは、「アプリ」についてよくわかっていないことが多いようです。
「ガラケー」には「アプリ」なんてものはありませんから。
そこで、使いこなすにはまず「アプリ」について理解する必要があります。
それこそが、「スマホ」の一番の特徴なのですから。
「アプリ」とは?
アプリをわかりやすくするために例をあげると、ゲーム機とゲームソフトのようなものと考えたらいいでしょう。
つまり「ゲーム機」が「スマホ」で、「ゲームソフト」が「アプリ」なのです。
いくら高性能の「ゲーム機」でも、「ゲームソフト」がなければただの箱ですね。
「スマホ」は「高性能な小型コンピュータ」なのですが、「アプリ」がなくては「ただ電話ができる板」にすぎません。
パソコンでは「アプリケーションソフト」といっているものですが、「スマホ(小型コンピュータ)」では単に「アプリ」といっています。
では、数ある「アプリ」の中から特徴的なものを紹介していきます。
「ブラウザ(Chrome)」アプリ(アイフォンは「Safari」アプリ)
まさに「ブラウザ」アプリが「スマホ」のスマホたるゆえんと言っていいほど、特徴的なアプリです。
ガラケーと違いスマホはパソコンと同じようにインターネット検索ができます。
ガラケーでは通信会社(ドコモ・au・SoftBank)のサイトしか見ることができなかったのが、「スマホ」では世界中の情報が手元で見られるのです。
このアプリは、当然最初からインストールされています。(最初から入っているアプリを「プリインストール・アプリ」といいます)
「スマホ」が買った時の状態でしたら、横長の検索バーがホーム画面にあるはずです。
そして、ネット検索した際このサイトにはよく行くなと思ったら、設定画面(グーグルクロムでしたら右上の点々をタップする)から「「ブックマーク」しておけば、簡単にサイトに行けるようになり便利です。
また、「Playストア(アイフォンは「App Store」)で「ブラウザ」と検索すればその他の「ブラウザ」もありますので、
いろいろ使ってみても面白いかもしれません。
「マップ」アプリ
「スマホ」はパソコンと違い基本的に持ち歩くものです。(携帯電話ですから)
そこで最初から入っている機能として、「GPS」機能があります。
「GPS」とは、地球上の現在位置を人工衛星から測定して通知する装置です。(全地球測位システムといいます)
それにより「スマホ」は、「マップ」機能に特化しています。
アンドロイドには「Google Map」というアプリが最初から入っています。
アイフォンの方は、「App Store」からインストールしてください。
これを使うと、知らない土地に行ったときに今どこにいるのか地図上でわかります。
歩いているときにも車に乗っているときでも、「今、歩き」「いま、車に乗っている」と設定し、行き先を入力すると行き方を道案内してくれます。
友達と待ち合わせたときに、今までは電話で「今〇〇にいるよ」と言っても意思の疎通ができない場合もありましたが、このアプリで場所を共有すれば道に迷うこともなく友人と会うことができます。
「メール」アプリ
メール機能だったら「ガラケー」にもあったと思われるかもしれません。
でも「ガラケー」で使えるメールアドレスは、契約した通信会社のドメイン(@マークより後ろの英文字、たとえば〇〇@docomo.ne.jpなど)しか使えませんでした。
そのため、他社の携帯にメールすると文字が変な記号になってしまったりしていました。(これを文字化けといいます。)
「スマホ」では、「Gmail」(グーグルのメール)などパソコンで使えるメールアドレス(〇〇@gmail.com)で「メール」をすることができますので、「文字化け」することは少ないです。
また「LINE」アプリでは無料で文字をやり取りできたり、無料電話(相手も「LINE」アプリが入った「スマホ」の必要があります)もできます。
日本ではスマホと言えば「LINE」みたいなところがあるので、簡単なやり取りくらいはできるようになると、周りの人たちとやり取りしやすくなって、とても便利ですよ。
「フォト」アプリ
これも、最初から入っているアプリです。(アイフォンの方は、インストールしてください)
「フォト」アプリは高画質な写真・動画を無料・容量無制限で「クラウド(ネット上にある)」という「本体」ではない所に保存できるアプリです。
いくら写真を撮っても、「本体」の容量を圧迫して動作が遅くなることなく「スマホ」が使えます。
ただ、写真は最大1600万画素・動画は1080pという制限があります。
設定は簡単です。
アプリを開いて「設定」の「バックアップと同期」を「オン」にしておけば写真を撮ると自動でアップロードしてくれます。
(アイフォンは、Gmailアカウントの取得が必要です。)
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「Microsoft」の「Word」・「Excel」・「PowerPoint」・「OneDrive」・「Edge」・「Outlook」・「Office Lens」等
パソコンをお持ちの方でしたら、これらのアプリはかなり便利なツールとして使えます。
自身がお持ちでなくとも、他の人のパソコンと情報・データを共有したいときにも簡単にできます。
(1)「Word」・「Excel」・「PowerPoint」は、いまではパソコン版と遜色ないほど使えます。
ただパソコンに比べて画面が小さいので、その点は使いにくいかもしれませんが、閲覧や修正ぐらいでしたら問題ありません。
(2)「OneDrive」はパソコンを使っている方はご存知でしょうが、「マイクロソフト」が提供するクラウドサービスです。
「SDカード」がいっぱいになってしまったという方におすすめです。
さきほどの「フォト」アプリと組み合わせれば、個人ファイルはほぼ回避できますので「SDカード」がいっぱいになることがなくなります。
無料で5GBまでつかえます。
パソコンで「Office 365」を使っている方でしたら1TBまで「スマホ」と「パソコン」でデータを共有できます。
*また他社でも同じように「クラウドストレージ」を使うアプリがあります
プレインストールの「Googleドライブ」・「Dropbox」・「Box」・「Mega」などがそれです。
それぞれ無料ストレージの容量が違いますが、全部使ったらSDカードすらいらないのではと思います。
(3)「Edge」はWindows10に標準装備の「ブラウザ」で、「スマホ」で開いたサイトをパソコンと共有できる機能があります。
(4)「Outlook」も受信メールをパソコンと共有できるものです。
(5)「Office Lens」はスマーフォンで手書きの文書を撮影すると、修正し「Word」文書に変換して取り込んでくれるものです。
(6)「OneNote」は「ブラウザ」で検索した文章を保存しておくことができます。
また思いついたことをメモする時や、簡単な文書作成(図も書けます)の共同での共有もできます。
似た機能のものに「ジョルテ」・「Evernote」などがあります。
「カレンダー(Googleカレンダー)」アプリ
「カレンダー」アプリに日別・月別に自分の予定を書いておくと、予定の前に「アラーム」や「通知バー」で教えてくれます。
また他の(自分用または他人の)「スマホ」や「パソコン」と予定を同期・共有することもできます。
さきほどの「Outlook」アプリや「Gmail」アプリなどと同期して、おけばもっと確実にスケジュール管理ができます。
「QRコード」アプリ
QRコードとは、よく商品の裏などについている真四角のぐちゃぐちゃっとした模様のものです。
いわゆる「バーコード」の進化系といわれるもので「日本電装」という会社が開発して無償提供しています。
その模様をこのアプリで撮影すると、専用サイトに自動でアクセスしてくれます。
よく飲み屋さんとか回転寿司、ほっともっとなどの弁当屋さんなどのポスターに書いてありますので見たことはあると思います。
割引クーポンなどが発行できたりなど便利なので使ってみてください。
スマホの上手な使い方は?
ところで、「スマホ」が「小型パソコン」である以上、「パソコン」でできることはだいたいできます。
コピー&ペーストもできる!
たとえば、「コピー&ペースト」もできます。
いわゆる書いてある文書をそのまま書き写すことですね。
「スマホ」ではパソコンのように「右クリックメニュー」などというものはありませんので、タップでやります。
これは、機種によって多少やり方が違いますので、違う時は「説明書ファイル」を見てください。
こちらでは、「Xperia」のやり方を説明します。
コピーしたい文章の上を長押しすると蛍光ペンで塗ったように色が反転します。
それをコピーしたいところまで引っ張っていって、範囲が決まったら二回タップすると上にコマンドが出てきます。
紙が二枚あるようなコマンドがコピーコマンドです。
それをタップして、貼り付けたい画面にしてから、空白の画面をタップすると「貼り付け」という文字が出ますので、
それをタップすると「ペースト」できます。
「Bluetooth(ブルートゥース)」も知っておくと便利
他には「Bluetooth(ブルートゥース)」という機能があります。
これは、無線で音声を送受信できるものです。
街で、耳にマイクみたいなものをつけて会話している人を見たことはありませんか?
あれは、「Bluetooth」規格を利用した「ヘッドセット」と呼ばれるものです。
電話がかかってきた時、バッグから「スマホ」を出すことなく出ることができるのです。
家でも、障害物がなければ(「スマホ」を持ち歩かないでも)10mくらいまでは電話に出ることができるのです。
いろんな便利アプリはあるけれど・・・
さて、さきほどいろんな便利なアプリがあります。
と書きましたが、「いろいろ使ってみたけど自分はこのアプリ使わないや」と思った人は、使わないアプリは必ず「アンインストール」した方がいいかもしれません。
なぜかというと、「スマホ」はパソコンほど容量がないので、いろんなものを(使わないものを)入れておく余裕が無いスマホも多いです。
ましてやその「アプリ」たちが、止めたはずでも裏で動いていたりします。
ですので、余裕が無いまま放って置くと、スクロールがカクカクしてみたり、アプリが開けなかったり「ブラウザ」が開けなかったり
ホーム画面に戻れなかったり、最悪タップしても無反応になってしまったりします。
つまりフローオーバー状態(仕事のさせすぎ)で動かなくなります。
また、「アンインストール」できない「プレインストール・アプリ」は「設定」⇒「アプリ」から「無効にする」にしておいてください。
よくわからなければ、スマホに詳しい人に聞いてみながらやってみてくださいね。
最後に
スマホを使いこなしていない人へ、上手な使い方を解説しました。
できることから少しずつやってみたらいいかと思います。
少しずつやってみると、スマホをいつの間にか使いこなせるようになっていますよ。
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