やむを得ない理由で家を長期間空けなければいけなくなった時に心配なのが、愛猫をどこに預けるかですよね。
知人や友人、近くに家族がいる方なら問題ないかもしれませんが、近くにそういった人がいない場合はペットホテルも検討されると思います。
ですが初めて利用される場合は何かと不安ですよね。
本当に愛猫を預けて大丈夫なのか?
猫にとってストレスにならないか?
そこで猫をペットホテルへ預けるときの注意点やストレスケアを解説していきます。
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目次
猫をペットホテルに預けるのが心配という場合の注意点は?
まずは猫がペットホテルを利用するに当たっての注意点をご紹介していきますね。
ペットホテルの利用料金は?
一泊につき、2500~3000円くらいの基本的な料金にしているペットホテルが多いです。
このお値段の場合は、利用している間はほとんどが小さなケージで猫を過ごさせる事になります。
普段はケージに入れる事なく、自由に部屋の中を行き来させている猫の場合は少しストレスに感じてしまうかもしれません。
ちなみに広いケージや個室を利用しますと、お値段が5000円ほどになる場合が多いです。
(※これらはあくまでも目安となる金額ですので、各ホテルによっては利用料金が異なる場合があります。)
また、預けている間に猫が体調を崩し動物病院で治療を受ける事になった場合や、猫がストレスを感じた際に行う失禁(いわゆるスプレーと呼ばれる行為)など問題行動を行った場合は、ホテルによっては追加料金が発生する事があります。
その場合はいくらほどになるのか、利用する前に事前に確認をしておきましょう。
猫をペットホテルに預ける時の条件は?
ペットホテルを利用する際は猫がある一定の条件を満たしていなければなりません。
例えば、
- ワクチンを接種していない
- 去勢、避妊手術を行っていない
- ノミやダニがついている
- 老齢、子猫、持病持ち、体調不良の状態
の場合は、これらをみたしていないと断られてしまう可能性が高いです。
なぜこうした条件を提示しているかというと、これも他の飼い主さんが預けているペットや、またご自身預けたペットの身の安全のためにもお互いにとってリスクの高い案件は避けようという配慮のもと決められています。
全てのペットにおけることですが、飼い主さんの元を離れている間に何か起こることがもっとも最悪な結果になりますので・・・。
ただ、全てのペットホテルがこの条件を提示しているわけではないので、この条件も事前に確認しておきましょう。
ペットホテルを利用する際に持っていくものは?
ほとんどのペットホテルではキャットフードを用意してくれていますが、いつも食べ慣れているものでなければ食べたがらない猫もいると思います。
そういった場合はキャットフードの持参をした方がいいと思います。
猫は自分の匂いがついたものがあると安心するので、いつも使っている毛布やベッドなどを持参してあげれば、よりストレス軽減につながると思います。
他に猫が普段使用しているトイレの猫砂を一握りや、おもちゃなどが挙げられます。
ご自宅の猫ちゃんが普段使用しているものはある程度揃えてあげてもいいかもしれませんね。
どんなものが持参可能なのかもペットホテルに確認しておくといいと思います。
また、ペットホテルによっては飼い主さんの身分証明書の提示を求められる場合もあります。
そういった場合に備えて、免許証や保険証を持っていきましょう。
以上がペットホテルを利用する際の注意点になります。
こうして見ると、気がかりなのが猫が感じるストレスになりますよね。
次の項目では、「猫はペットホテルでストレスを感じるのか?」「ストレスを感じた場合の対処法は?」などの点に触れていきたいと思います。
猫をペットホテルに預けるとストレス?ストレスケアの方法は?
猫にとってペットホテルに預ける事は、少なからずストレスを与えてしまう原因になるようです。
実は猫にとって環境の変化にとても敏感です。
自分のにおいがついた普段過ごしている場所から、まったくしない知らないにおいや、物音のする場所に連れていかれる事に強いストレスを感じてしまう猫もいます。
特に家から出した事がなく、他の猫や飼い主さん以外の人間と触れ合ったことがないような猫はよりストレスを感じてしまいやすいかもしれません。
ここではそういった場合の対処法についてまとめていきます。
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猫専用ペットホテルに預ける
現在はそうした繊細(せんさい)な猫のために、猫専用のペットホテルも開設されています。
もし住んでいる地域にそんなペットホテルがあれば、利用してみるのも愛猫のストレスケアになります。
以下よりくわしく紹介していきますね。
・高級ホテルタイプ
その名の通り、まさに高級ホテルのような待遇をしてもらえるタイプのペットホテルです。
猫の心理状態を徹底して研究し、慣れるまではせまい空間を用意。
ある程度ホテルの環境になじんできたら外の景色を楽しませたり、遊んだりできる空間も用意されています。
眠る場所もケージではなく、他に預けられている猫と顔を合わせなくて済むように専用の部屋が用意されています。
至れりつくせりですね。
このサービスですと当然料金もお高めになってしまって、1ルーム約5000~6000円くらいの設定にしているホテルが多いようです。
各ホテルによっても、何日間利用するかによっても、お値段が変わってくると思うので、もし利用される場合は確認をしておきましょう。
・庶民的な旅館のようなタイプ
別に料金がかかりますが、昼間はフリースペースで遊ばせる事ができ、夜になると広めのケージで過ごさせてくれます。
料金は一泊につき3000円~4000円ほどの場合が多いです。
フリースペースなしの場合ですと、ケージでのみ過ごさせることになり、少し安くなることが多いです。
こちらも各ホテルによって違いはあると思います。
ご自宅で飼っている猫の性格にもよると思いますが、利用する際は性格に合わせて預けるホテルのランクを変えてみてもいいかもしれません。
ただ猫によってはどんな施設に預けたとしてもストレスを少なからず感じてしまう事になります。
「預けなくて済むなら預けない方がいい」とまで言われるほど、繊細(せんさい)な動物なので、もし家を離れる期間が、2日程度ならお留守番をさせるという選択肢も視野に入れておいてもいいかもしれません。
飼い主さんが猫に出来るストレスケアは?
飼い主さんと離れて、せまいケージの中で過ごしていた猫にとってはきっと様々なストレスを感じていると思います。
猫のストレス解消法としては、爪をとがせる、キャットタワーなど高いところで遊ばせるなどあります。
飼い主さんがしてあげれることは、1日10分ほどでいいのでお気に入りのおもちゃで遊んであげることです。
そうすることによってケージで過ごしていた間の運動不足解消にもなりますし、飼い主さんと離れて寂しい思いをしていた気持ちも晴れると思います。
猫はストレスを感じていると攻撃的になるそうなので、落ち着くまでは目を離さないように見守ってあげましょうね。
最後に
猫をペットホテルに預けるのが心配な飼い主さんへ、注意点やストレスケアの方法を解説しました。
猫はストレスに強くない動物なので、飼い主さんがケアしてあげつつペットホテルも利用してみてくださいね。
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