先住犬と猫を対面して同居させるには?詳しく解説するよ!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
先に住んでいた犬と後から来る猫を仲良くさせる方法は?

先に犬を飼っていたけれど、里親を募集していた猫も引き取る事になってしまったなどのこともあったり、いろんなケースで後から猫がやってくるってこともあります。

同じ動物であれば、お互いに慣れてくれるかもしれませんが、違う動物同士だった場合、なじんでくれるか心配ですよね。

そこで、せっかく飼うならば、仲良くさせたいし、ストレスのない環境にさせてあげたいという飼い主さんのために、先住犬と猫の対面・同居のさせ方を紹介していきます。

スポンサーリンク

先住犬と猫の対面のさせ方は?

犬と猫の違いは?

まず犬と猫が出会うために前提となる知識として、犬と猫の習性の違いを知っておきましょう。

犬と猫の違いをまとめると、

【犬】

  • 集団行動を好む
  • 警かい心と縄張り意識が強い
  • 夜行性ではない
  • 飼い主に従順

【猫】

  • 単独行動を好む
  • きれい好きなので、体や自分の居場所を汚したくない
  • 薄明性(夕暮れ時や明け方などに行動が活発になる)
  • 動くものを捕まえたがる

になります。

こうしてみると真逆の習性とも言えますね・・・。

でも、集団行動を好まない猫と違って、犬は性格にもよると思いますが集団行動を好みます。

ただ、性質も異なりますし、動物としての種類は異なりますが、必ずしも仲良くなれない存在ではないです。

それぞれの習性に合わせた環境を整えてあげれば、おのずと適応してくれます。

では、対面させる時にはどのようにすればいいのか?

以下より注意点や準備する事などを解説していきますね。

 

子猫の状態から飼おう

出来ればどちらも幼い頃の状態がベストなのですが、犬の方が先住している場合はすでに成犬になってしまっているという飼い主さんがほとんどだと思います。

猫を後から飼う場合はまだ育ち切っていない生後1~2ヶ月のまだ子猫の状態をおすすめします。

この頃の猫はまだ社会化期を迎えたばかりで、周りの環境を受け入れやすいまっさらな状態といえる時期です。

なので、犬の存在を警かいする事なく受け入れてくれる可能性が高いんですね。

犬の方が飼い主さんに従順なので、先に飼っている犬のしつけがしっかり出来てさえいれば猫に危害を加えることは少ないです。

ただにおいには敏感ですので、かいだことのない猫のにおいをかぐと興奮して警かいしてしまう恐れがあります。

ですので、飼い主さんを間に通して猫のにおいを覚えさせましょう。

そして、”猫も新しい家族で大事な存在になった”ということを教えてあげましょう。

 

2匹には元々対格差もあるので、中には猫をおもちゃのように扱ってしまい、ケガをさせてしまう犬もいます。

ですので、犬がじゃれすぎていたらきちんと注意してあげましょう。

そうすることで『猫も大事な家族の一員になったんだ』と自覚させてあげる事ができます。

ただ犬は性格によっては独占欲が強い子もいますので、飼い主さんをとられたと思い、やっきになってしまう犬もいます。

ですので、猫ばかりではなく犬にも寄り添ってあげましょうね。

他に元からきちんとしつけられていない場合は、しつけをしても受け入れてくれない可能性があります。

そういった危険性から逃れるためにも、まずは犬のしつけをきちんと行いましょう。

 

それぞれの安心出来る場所を作ってあげる

犬と猫、それぞれの居場所を作ってあげましょう。

犬を外で飼っている方は問題ないと思うのですが、室内で飼っている場合は専用のスペースを設けてあげましょう。

高いところが好きな猫には高さのあるハウスなど、犬にはケージを与えましょう。

お互いが適応できてしまえば、いずれは自ら寄り添い合う事もあるかと思いますが、最初のうちは個々の落ち着けるスペースを作って、お互いがいる環境に慣れさせるのが大事です。

また、先にもふれた通りに犬と猫とでは習性が違います。

猫は薄明性(夜から明け方に活発)なので、犬とは活動時間が異なります。

同じ部屋で共に過ごすとなりますと、夕方から夜を通して明け方まで活発に動き回る猫に犬はストレスを感じてしまう恐れがあります。

ですので、犬猫のスペースはそれぞれ別の部屋に作ってあげましょう。

 

同居に慣れるまでは目を離さない

犬と猫、お互いに慣れたと見て感じるまでは目を離さないようにしましょう。

先にも触れた通り、犬の大きさにもよりますが対格差があります。

犬にとってはただじゃれているだけでも、猫にはケガをさせてしまう可能性があります。

また、犬ばかりに非があるわけではありません。

猫の爪も伸びきったままですと、引っかかれた時に充分に痛みを感じます。

そのおかげでトラブルを招く可能性もあるので、猫の爪はしっかりと整えてあげましょう。

また、留守で家を空ける時などは2匹を一緒の部屋で留守番させないようにしましょう。

目の届かないところでケンカに発展してしまった場合の事を考えると、2匹を離して留守番させておいた方が安心です。

以上が、犬と猫の対面のさせ方と準備しておくべき事になります。

やはり習性の違う2匹だからこそ最初が肝心です。

飼い主さんがしっかり配慮してあげましょう。

先住犬と子猫の対面で気を付けること!

先住犬と猫の同居させ方は?

次は2匹の同居のさせ方のご紹介をしていきます。

対面の仕方でも触れましたが、成功の秘訣(ひけつ)は犬と猫が互いの適度な距離感を認識し、なんのストレスも感じなくなるようになれば成功です。

ではその後にどうすればよいのか。

ここではさらに詳しくご紹介していきます。

 

先住犬を優先する

犬を先に飼っていた場合は、犬を優先しましょう。

先にも触れましたが、犬は従順です。

でも、裏を返せば、それだけ飼い主さんが大好きだということです。

つまりは嫉妬深さにつながります。

その飼い主さんが猫ばかり優先し自分ばかり責めてくるとなるとストレスを感じ、猫に居場所をとられたと誤解をさせ、猫に対して攻撃的になってしまう恐れがあります。

なので、なるべくなら犬を優先してあげましょう。

もし家族がいる場合は、2匹のお世話を分担してもいいかもしれませんね。

なんにせよ犬が寂しがるような環境を作らないことが大事です。

スポンサーリンク

エサはわける、かつ別の場所で食べさせよう

ドッグフードとキャットフード。

一見同じもののように見えますが、中身は全く異なります。

キャットフードはドッグフードと違って、味が濃く作られており、脂肪やたんぱく質を豊富に含んでいます。

犬が食べてしまった場合、キャットフードしか受け付けなくなる可能性があります。

そうなると栄養の摂り過ぎになり、気付かないうちになにかしらの病気にかかってしまっていたということもありえます。

そして猫がドッグフードを食べた場合ですが、これもよくありません。

猫自身は犬に比べると食事量は少ないですが、その分キャットフードにはたんぱく質が多く含まれたエサとなっています。

『似たようなモノだからいいよね』といった感じにドッグフードを与え続けているとあっという間に栄養不足に陥り、気付いたら体調不良を起こしてしまっていたということも考えられます。

 

犬と猫でわざわざ分けて販売しているのは、それぞれの体質にあった栄養配分になっているからです。

くれぐれも混ぜる、またはどちらか片方のだけを与え続けるという行為はしないで下さい。

また、飼い主さんがせっかくエサを分けてあげても、一緒の空間で食べていては互いのエサを誤って食べてしまう可能性があります。

ですので、先にもあげたように作ってあげた専用のスペースでエサをあげる事をおすすめします。

 

2匹のペースに合わせてあげる

飼い主さんが無理に仲良くさせようとすれば逆にそれは互いにとってストレスに感じるようになります。

なので始めは間に入りつつ、互いの距離感がつかめるようになるまで飼い主さんが見守ってあげましょう。

いつ互いが慣れ始めるのかといってもそれぞれの性格も関わってきますので、一概にこの期間までにはと断定する事は出来ません。

ですが、急ぐことなく2匹のペースに合わせましょう。

先にも提案いたしましたが、もし可能であれば家族でお世話の分担をするのもいいと思いますよ。

飼う上ではどちらも平等に愛情を持って接してあげなければいけません。

どちらかに肩入れをしてしまうようであれば、いっそお世話をする役目を分けた方が犬や猫にとっても安心できると思います。

 

最後に

先住犬と猫のを対面して同居するときの注意点を解説しました。

犬と猫、何から何まで全く違う2匹ですのでそれぞれに合わせながら飼うのは難しいと思います。

ですが互いの安心出来る場所と、接し方などを考えてあげればできないことはないと思います。

この記事が犬と猫の同居に少しでもお役に立てれば幸いです。

スポンサーリンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

 

 

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*