お彼岸にお墓参りする意味や理由!春分や秋分の日なのはなぜ? 

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お彼岸ってそもそも何?意味や春分秋分の日の理由は?

お彼岸にお墓参りをしますよね。

遠方の場合もお墓参りに行けなかったら、ちょっと気になったりします。

しかし、そんなお彼岸なんですが、お彼岸にお墓参りする理由って何なんでしょう?

また、そもそもお彼岸ってどんな意味なんでしょう?

お彼岸の時期が、春分の日と秋分の日あたりなのはなぜなんでしょう?

そんな、お彼岸の疑問にお答えしていきますね。

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お彼岸にお墓参りする意味は?そもそもお彼岸って何?

昔からお墓参りをする日であるお彼岸。

そもそものお彼岸の意味って何なんでしょうね。

まずは、そんなお彼岸の意味から解説していきますね。

 

そもそもお彼岸って何でしょう?

お彼岸は、仏教用語で向こう岸という意味です。

お彼岸は生死を超越して一切の悩みを捨て去って、悟りの境地に達することです。

また、煩悩(ぼんのう)や生死の苦しみに迷う現世(私たちが生きている世界)『此岸(しがん)』と言います。

 

ちなみに、悟りの境地に達することを、仏教発祥の地インドでは『パーラミータ(波羅密多)』と言います。

日本人だったら、だれもが少しは聞いたことがある般若心経でも出てきますよね。

「はんにゃーはーらーみーたー(般若波羅蜜多)」みたいな。

『パーラミータ』はサンスクリット語(仏教の経典に使われている言葉)です。

『パーラ』が向こう岸、『ミータ』は渡るとか至るを意味しています。

まさしくお彼岸、悟りに至るということですね。

また、般若は真実の知恵という意味です。

いつも法事とかで何となく聞いている般若心経なんですが、意味を知ると深いですねぇ。

お彼岸にお墓参りってなぜするの?

お彼岸にお墓参りをする理由は?なぜするの?

この仏教の思想に、日本古来の祖先信仰や自然信仰が重なって、お彼岸の行事が生まれたと言われています。

お彼岸は仏教に由来している言葉ですが、お彼岸にお墓参りするのは日本独特の行事のようです。

お彼岸にお墓参りすることは、他の仏教国では、見られない習慣なんです。

 

悟りの境地に達することを『彼岸』と言うと、最初にお伝えしました。

悟りに到達する『彼岸』を、いつの間にか死後の極楽浄土と考えてました。

そして、亡くなられたご先祖様が住んでいる場所を、『彼岸』と考えるようになりました。

それで、お彼岸の時期にお墓参りに行くようになりました。

 

なぜ彼岸をご先祖様の住んでいる場所と考えるようになったのか、私なりに解説しますと・・・

悟りを開いた世界が、彼岸です。

彼岸をものすごくザックリ簡単に言うと、すごい人が到達する高貴な世界です。

そして、日本人はもともと亡くなった祖先を大事にする習慣がありました。

祖先は敬う存在。

だから、すごく高貴な世界に住んでいる。

みたいな感じで交じり合ってしまったのではないでしょうか。

 

また、日本人は神様を霊と考えて、神の世界と死者の世界を同じように捉えていたことも大きかったでしょうね。

今現在の私たちも死後の世界を想像すると、神々しく想像することってありますよね。

結構、日本人に根差している考えなんでしょうね。

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春分の日と秋分の日がお彼岸なのはなぜ?いつからいつまで?

お彼岸が春分の日や、秋分の日なのはなぜ?

なぜ春分の日や秋分の日のあたりが、お彼岸なんでしょうか。

それは、ご先祖様がいるという彼岸(極楽浄土)は、真西にあると言われているからなんです。

私たちが住んでいる世界である此岸(しがん)は、東に位置します。

そして、春分の日と秋分の日は太陽が真東から登り、真西に沈みます。

また、昼と夜の長さが同じです。

そんなことから、極楽浄土と私たちが住んでいる世界が通じやすいと考えられ、春分の日と秋分の日にお墓参りするようになりました。

太陽が真西に沈むので、極楽浄土の方角がわかりやすく拝みやすいからとも言われています。

 

お彼岸の期間は?いつからいつまで?

お彼岸の期間は、3月の『春分の日』と9月の『秋分の日』を中心とした前後3日間、計7日間です。

それぞれとも初日を『彼岸の入り』、真ん中の日を『中日(なかび・ちゅうにち)』、最後の日を『彼岸の明け』と言います。

ちなみに春分の日、秋分の日ともに毎年異なります。その年によって昼と夜の長さが同じ日が異なるからです。

春分の日が3月20日から3月21日ごろ、秋分の日が9月22日から9月23日ごろです。

 

また、お彼岸の期間が、7日間に定められているのは、意味があります。

お彼岸の中日の春分(秋分)の日はご先祖様を供養する日です。

そして、その前後3日間の6日は

  1. 布施(ふせ):見返りを求めず分け与えること
  2. 持戒(じかい):ルールを守り自分を戒(いまし)めること
  3. 忍辱(にんにく):苦しいことや困難なことに耐え、怒らないこと
  4. 精進(しょうじん):努力すること
  5. 禅定(ぜんじょう):自分を見つめ心を安定させること
  6. 智慧(ちえ):物事を正しく判断できるようになること

という修行をするという意味あいになっています。

この修行の名前は、六波羅蜜(ろくはらみつ)という名前です。

お彼岸のあたりはご先祖様に感謝する意味でも、善い行いをして戒めましょうということでしょうね。

 

お彼岸の中日の、春分の日と秋分の日の意味は?

3月のお彼岸を春彼岸、9月のお彼岸を秋彼岸とも言いますが、それぞれのお彼岸の中日の春分の日と秋分の日はどんな意味があるのでしょうか?

それぞれの意味は、

  • 春分の日:自然をたたえ、生物をいつくしむ日
  • 秋分の日:祖先をしのび亡くなった人を尊ぶ日

とされています。

ここから、

春彼岸は、生まれていくもの、生命を大切に思う日

秋彼岸は、亡くなった方や祖先を考える日

でもあります。

また、春は1年の豊作を願う季節、秋は実りを感謝する豊穣(穀物が実り豊かなこと)の季節です。

「暑さも寒さも彼岸まで」と昔から言われているように、農作業の区切りとして、豊作を願いあるいは感謝して、祭りを行っていた時期でした。

日本人はもともと仏教が伝わってくる前も、お日様や自然、ご先祖様に感謝する習慣がありました。

そんな習慣が仏教が伝わり結びついて、今のお彼岸という行事になっていったとも言われています。

昔は、彼岸の漢字は『お日様に願う』と書いて、『日願』と書いていたそうですよ。

先祖を敬う信仰だけでなく、自然を敬う習慣と、仏教のお彼岸が結びついたということでしょうね。

 

最後に~お彼岸の意味を知ると~

お彼岸にお墓参りする意味について、お伝えしてきました。

お彼岸の意味や歴史を知ると、よりご先祖様を大切にしようという気持ちになります。

このお彼岸の成り立ちを見ていくと、日本人って他国の文化を取り入れて、自分なりにアレンジするのって得意だなぁって思いますね。

こういう良い部分はこれからも継承していきたいですね。

 

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