人見知りも交渉や会話で相手に「Yes(はい)」と言ってもらいたい場面も多くあります。
ビジネス、恋愛、・・・などなど。
ただ人見知りは会話が苦手なので、言葉巧みにイエスを引き出すようなことが出来ません。
そんな人見知りも相手にイエスと言わせる会話術について紹介します。
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イエスと言わせる方法!人見知りにも有効!
人見知りは言葉巧みに相手を説得することができないので、人間の心理を活用した2つのテクニックが有効です。
それは
- フットインザドア
- ドアインザフェイス
の2つです。
これら2つを解説していきますね。
はいと言わせるフットインザドアとは?
フットインザドアは名前の通り、セールスマンが片足をドアに入れてドアを閉めれなくすれば、商品が売れるということから来ている言葉です。
人見知りには強引そうなテクニックと思われるかもしれません。
名前が強引そうなだけでフットインザドアは人見知りにも十分使える心理テクニックです。
フットインザドアは小さなイエスを積み重ねることで、大きなイエス(本当の目的)も相手がイエスと言ってしまうテクニックです。
例えば、接客でいきなり商品を売り込まず、「話だけでも聞いてください」と言って話を聞いてもらいます。
そして、次の約束を取り付けて、次は商品を持ってきて試供品を使ってもらいます。
さらに次回訪問時に「使ってみて良かったと思ったら、1個だけでも購入してください」と1個購入してもらい、最終的には定期購入みたいな流れに持っていきます。
上の例では、話を聞いてもらうという小さなイエス、次の約束という小さなイエス、試供品をつかってもらうという小さなイエス・・・・と言うふうに小さなイエスを重ねて行っています。
心理的なハードルが低い小さなイエスを積み重なっていって、いつの間にか大きなイエス(上の例では定期購入)を言わせるテクニックがフットインザドアです。
これは恋愛にも非常な有効なテクニックです。
いきなり「付き合ってください」ではよっぽど相手が好意をしめしてない限り、断られてしまいます。
「ちょっと、隣に座って話していい?」から始めて、断る心理的ハードルが低い要求をぶつけていって、最終的に「付き合って」という大きなイエスを目指します。
何でこんなふうに「はい」って言ってしまうかというと、人は良い人であろうと無意識に思っています。
小さい要求であれば、「いいか」と思って、「はい」って言いがちです。
その「まあ、いいか」が積み重なっていくと、今度は一貫的であろうとする心理が働いて、イエスと言ってしまうんです。
「はい」と言っている(積み重ねた)自分を否定したくないという心理ですねぇ。
イエスと言っている人は、おそらく一貫性とか意識してないです。
全ての会話や交渉がこのフットインザドアでうまくいくとは限りませんが、会話の戦略の糸口はつかめそうですね。
人見知りは会話の方向性がよくわからなくて、どう相手に交渉していったら良いかわからない方も多いのではないでしょうか。
このフットインザドアというテクニックは、人見知りが相手と交渉をやろうという時の足がかりになりそうですね。
ドアインザフェイスでうんと言ってもらう!
先ほどにフットインザドアとは逆に、ドアインザフェイスはわざと大きな要求を伝えて、そこから小さな要求(本当の目的)を伝えて、イエスと言ってもらうテクニックです。
例えば、100万円で売りたい商品を、120万円で伝えます。
「無理です」と相手に言わせてから、100万円の値段を出してイエスと言わせるテクニックです。
どこかの国の行商の人がよくやってそうなテクニックですね。
このドアインザフェイスで大切なのは、大きな要求をリアルに実感できる要求にすることです。
上の例でしたら、120万円は「この値段もありうるけど・・・。」って相手が思える値段設定になっていることが大事だということです。
最初の要求をリアルに相手に感じてもらえたら、相手が要求を断ったことで多少なりとも罪悪感を感じます。
そこで、値下げした本当の要求(小さな要求)を引き受けてあげようかなって気持ちになります。
また、相手からしたら値引きという譲歩してくれた恩を無意識に返そうと思ってしまいます。
値下げしただけなのに、交渉する相手からしたら借りができたみたいに感じてしまいます。
人間って良い人であろうとするんですねぇ。
人見知りにとってこのドアインザフェイスも交渉の糸口にできそうなテクニックですね。
わざと高い値段を出すなんて、人の良い人見知りにとってビックリですが(笑)。
最後に~人見知りは逆にイエスと言っていない?~
今回は
- フットインザドア
- ドアインザフェイス
という有効なイエスと言わせるテクニックを紹介しました。
ただ、人見知りは会話が下手な人が多いです。
上の2つのテクニックを人見知りはすぐには使いこなせないかもしれません。
ただ相手がこのテクニックをやってきているかもっていう目線は手に入れることができたと思います。
人見知りは今回の2つのテクニックを使いこなそうとすると同時に、逆にひっかけられていないか注意しましょうね。
また上の2つのテクニックを使う上で私が大事に大事に思うことがあります。
それは、あくまでこのテクニックはハイと言わせる助けの一つでしかないってことです。
恋愛で一時的に付き合ってもらったり、ビジネスで商品やサービスを買ってもらえたりしても、人としての魅力や商品やサービスの価値があるものでなければ、人は離れていきます。
恋愛だったら自分を磨くことを、商品やサービスを売るなら相手のメリットに即した物を売ることを心掛けた方が良いのではないでしょうか
あくまでこのテクニックは、相手がハイと言った先の未来がお互い幸せになることを目指すテクニックだと思います。
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