自分ではそんなつもりはないのに、どうしても誤解されてしまったり、相手の気分を害してしまったりしてしまう。
と、悩んでいる人は、意外と多いのです。
あなたもそうですか?
それって、国語力が足りないからです。
「そんなことはわかっているんだけれど、じゃあどうすりゃいいの?」って思いますよね。
そこで、国語力ない人が大人になってから鍛える方法を解説していきます。
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国語力ない人の特徴は?
どうして自分の言いたいことが相手に伝わらないのか?
それが一番あなたの悩むところですよね。
では、なぜ伝わらないのでしょう。
それはあなたが、相手が何を聞きたいか望んでいるかを理解しようとしていないからです。
つまり、あなたに『コミュニケーション力』がないからです。
『国語力』がないとは、『コミュニケーション力』がないということでもあります。
では『コミュニケーション力がない』とは、どういうことでしょうか。
それでは、ここで質問です。
1.あなたは普段、家族や友人・同僚・上司・部下と会話する時に、相手の話を最後まで聞いてから自分の話をしていますか?
(相手が話している途中で相手の話をさえぎって、返事をしてはいませんか?)
2.相手が言いたいこと・聞きたいことを本当に理解して返事をしていますか?
3.相手の気持を本当に理解して返事をしていますか?
この中のひとつでも当てはまる人は、『コミュニケーション力』がない人だと言えます。
ではなぜ『コミュニケーション力(国語力)』がないのでしょうか。
それは、あなたが自分中心の物の考え方をしているからなのです。
そう、自分の思いを押し付けているだけなのです。
いや、「私は、いつも相手のことを思ってしゃべっているんだよ」と言われるかもしれませんが、あなたの気持ちが相手に伝わってはいない以上、残念ながらそれは独りよがりでしかないのです。
恥ずかしながら、かく言う私も以前はそういう人間でした。
「なんで私の言うことを誰もわかってくれないの。」と。
でも、そんな日々を送っていた時、ある女性にこう言われました。
「あなたは、人の話を最後まで聞かないでわかったようにしゃべり始める。それじゃあ、誰もあなたの話なんか聞いてはくれないわよ」と。
その時私は、自分が『会話のキャッチボールができない人間』だったんだと初めて気が付きました。
その『会話のキャッチボール』とは、
『言葉』というボールを投げられたらきっちり受け取り、そして相手の胸元にきちんと『言葉』というボールを投げかえす。
と、いうことなのです。
つまり、相手の言っていることを正確に理解して、それに対する答えを正確にしかも相手に分かる言葉で伝えるということなのです。
それがつまり、『国語力(コミュニケーション力)』ということです。
あなたは、どうでしょうか?
できてますでしょうか?
国語力を鍛えるために大人になってからの改善方法は?
では、大人になってから国語力を改善していく方法はどうしたらいいのでしょう?
確かに、若い頃は誰かしら自分の至らない所を指摘してくれたりします。
でも、30代になり40代になってくると、だんだん自分に意見してくれる人などいなくなります。
いたとしても聞く耳をなかなか素直に持てないものです(大人になると、アドバイスではなく小言を言っているように聞こえるものです)。
それで自分が自覚して国語力を改善していくことが大事になります。
その方法を次からお伝えしていきます。
特別なことをやらなくても、日常生活で取り入れやすい方法を紹介していきますね。
人の話を聞くことは国語力改善の第一歩
まず、人の話を最後まで聞く癖をつけることです。
(はなから、人の話を聞かないで自分の意見を押し付ける人は、また別問題なのですが)
外国人に言わせると、日本語というのはとても難解な言語なんだそうです。
たとえば、英語では、「I」のあとに「do」か「don,t」かが、すぐ付きますが、日本語では「です」なのか「ではない」なのか、最後まで聞かないとわからないです。
その人がどんな気持ちなのかも、最後まで聞かないとわからないことも多いです。
最後まで聞いて、その内容を頭の中でしっかり分析してから返事をする癖をつけましょう。
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相手に伝わる言葉が使えるように表現力を磨く
表現力を磨くことも大事です。
難しい言葉でいうと語彙(ごい)力です。(英語でいうとボキャブラリーですね)
よく表現力を磨くには、本を読む・新聞を読むなど言われますが、これは活字を見る習慣のない人には難しいかもしれません。
罰ゲームのように思えて続けることが難しいです。
なので活字が苦手な人は、さっきの話とダブりますが人の話を聞きましょう。
ですが今度はちょっと意味が違います。
自分以外の人と人が話している会話に耳を傾けましょう。
やっぱり、日本語って本当に難しいようで、同じ意味でもいろんな言い方があります。
自分のことを言う場合ひとつとっても、英語では男でも女でも「I」ですが、日本語では俺、僕、私、自分、などありますし、方言になるともっといっぱいありますね。
そんなように、片方の人がなにか言ったときに、もう片方の人がなんて答えるか。
そこに耳を傾けるのです。
「あれ?私だったらこう言うのに」ってことに気がつくはずです。
そして、「あぁ、そんな言い方もあるんだ」ということにも気がつくはずですよ。
その気が付いたことを、「マネして今度はあんな言い方をしてみよう」としていけばいいだけです。
使い方や意味がよくわからない表現が使っていても、スマホで『〇〇 意味』『〇〇 文例』などで検索するとすぐにわかります。
そうやって少しずつ、表現力のレベルアップしていきます。
他人の会話をマネするだけでできるので、気軽に取り組みやすいと思いますよ。
最後に
これは昔、お坊さんに聞いた話ですが、
「口はひとつなのに耳は2つあるのはなんでなのか?」
「それはしゃべることの倍聞くため。」
と言われて、そのときなるほどと思ったものでした。
話がそれてしまいましたが、つまり「国語力」を鍛えるには「聞く力」を鍛えることなのです。
聞いたら、その人の表現方法を真似しましょう。
学校の先生の話でも講演会の講師の話でも、聞く人が100人いれば100通りの受け取り方があります。
同じことを言っても、感動する人もいれば馬鹿にしてるのかと怒り出す人もいます。
できるだけいろんな言い方ができるように鍛えるには、いろんな人の言い方を覚えることが大事です。
どんな言い方をしたら、この人は理解してくれるのか。
これは、実践で鍛えていくしかないです。
頑張ってくださいね。
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